見出し画像

今日は慰霊の日

ポーポー:ポーポーの妖精

ちんびん:ちんびんの妖精

ポーポーとちんびんがお皿の中でおしゃべりしている。

ちんびん:こんにちはポーポー、二人こうして一緒にいるって、今日は子供の日?

※ユッカヌヒー(旧暦の5月4日)

ポーポー:違うさ、今日は慰霊の日でお休みだから孫?とかが遊びに来るらしいよ。

ちんびん:ああ、それで主は張り切って、僕らを一つ皿に盛ったのね。

ポーポー:うん、でも今日の僕は油味噌が一緒じゃないから、心細いよ。

ちんびん:エッ、君単独行動は無理じゃない?

ポーポー:そうだね、僕はさ、君と違って黒糖入りじゃないから、油味噌を入れなけりゃあ、無味の生地焼き。

ちんびん:それは厳しいね、そんなのを孫に食べさせようとしているの?僕ら、不味いと思われるのは心外だな。

ポーポー:そうなんだけど、今日の僕のお供はケチャ代なんだって。

孫はタコスが好きって聞いたから、じゃ、ポーポーにケチャ代でって、なったらしい。

ちんびん:大丈夫かねぇ、君は小麦で、タコスはトウモロコシじゃないか!!

嫌われやしないかと心配だよ。

やっぱり、君はポーポーとしてふるまって欲しいのに、

油味噌じゃなくって、ケチャ代じゃ、異例だね。

ポーポー:美味しかったらそれで万々歳だけど、異例の事態だろ?

不味いと言われて一発退場、即、ゴミ箱で慰霊されるようになるかもしれないよ。

ちんびん:慰霊されるような事態なんて、異例じゃなくって、在ってははならない事さ。

ポーポーとちんぴんはこちらをどうぞ!!


この記事が参加している募集

大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!