今日はタップダンスの日

登場モノ

豚喜ハム樹；ハムの妖精、スーパーモノモデルの売れっ子アイドル

スラスラ：ハムスライサーの妖精、ハム樹のマネージャー、兼、モノモデル従業員社畜

ここはスーパーモノモデル。控室にてモデルのハム樹とマネージャーのスラスラが口論をしている。

スラスラ：ハム樹のさ気持ちも分かるけど、でもねぇ、年には勝てないんだよ。

このところ、お肌は乾燥気味だし、顔色だって良くないよね。

ハム樹：僕はねぇ、16の時からステージ一筋に生きて来たんだよ。容姿云々じゃないんだよ。

ダンスの事を言われるならまだしも、そんな事は聞きたくない。

スラスラ：でもさぁ、お客さんとのサイン会や写真撮影会は重要だよ。

若いお客さんにだってもっと知ってもらいたいし。

ハム樹：その解決策がこの顔色ばっちり、加齢臭も消え失せる発色剤を飲むこと？

馬鹿じゃないの？幅広い年齢層に受ける振り付けとか考えるのが先でしょ！！

スラスラ：それにねぇ、最近、笑顔も少ないんだよね。舞台の上では笑顔、フレッシュが基本でしょ？

ハム樹：僕がその時々で感じている気持ちが表現されていたら、それでお客さんは感動するんじゃないの？

偽の笑顔を振りまいてお客さんを騙すようなのは失礼だよ！！

スラスラ：うん、うん、あのね、何度も言って悪いけど、脳はね、６０～７０％が脂肪で残り30～４０％が

たんぱく質なんだ。君の脳は脂肪が足らないから、それを表現できるようには生まれつき出来てやしない。

ハム樹：僕のこの華麗なタップがお客さんを感動させられないと…

スラスラ：タップって言うよりはタップタップダンスだし、

お客さんだって、発色剤の事は知っているよ。それでも無添加…アッ、言っちゃった。

よりも発色のいい加工が好まれるご時世なんだから、ニーズを取り込んでいくしかないでしょ？

ハム樹：僕は、モノモデルでだって、1位2位を争っているよ！！そんな変なモノ要らない！！

スラスラ：僕らの影を赤いウインナーが華麗なワルツで脅かしているし、

君、知らないの？君が飲んできたヨーロッパの岩塩水、アレ、発色剤と同じ成分だからね。

ハム樹：健康にイイと思ってたのに～知りたくなかったああ～ん。