今日は風邪の日
ハルンが図にかぶっている埃を払っている。
ボーマンワン∶あーそれはこの間、鍵男が説明する時に使っていた図だね。
ハルン∶うん、今日もこれを使って話をしようと思うんだ。見てよ。
ボーマンワン∶えっとぅ、どれがタンパク質にあたるのかな?
ハルン∶主食は炭水化物、副菜はサラダやお浸しなんかの野菜、そして主菜はタンパク質だよ。
副菜の一つは70グラム、で、この図の中に芋の煮っころがしとあるけど、ジャガイモ、サツマイモ、里芋、カボチャ、トウモロコシ等は炭水化物が豊富だから食べる量によっては主食だね。
ボーマンワン∶そうだよねぇ、ジャガイモやトウモロコシを主食にしている国もあるもんね。
ハルン∶そして主菜のタンパク質をどうぞ〜。
ボーマンワン∶エッ、少ないねぇ、これじゃあ、必要エネルギー2000カロリーまでの人は朝に納豆、昼に卵サンド、夜に鮭を一切れ食べたら終わりじゃね?
計算してみたらタンパク質は27g程度…
ハルン∶そうね、例えば体重が50 kg の人に必要なタンパク質は50 G 、タンパク質の量は体重✕1 gだから分かりやすい。※下記参照
けど、厄介なのは炭水化物のご飯やパンにもタンパク質は含まれているし、牛乳、ヨーグルト、チーズもタンパク質豊富。
ボーマンワン∶僕らがざっくり必要量を覚えるのには卵一個、納豆1パック、豆腐半丁がそれぞれ6.2 G 程度のタンパク質一つ分というのはわかりやすいね、そして取りすぎているのにさらに必要なように思ってた。
ハルン∶うん、適当でも知っているのと知らないのとでは意識に差が出るさ。多すぎるタンパク質の処理は肝臓さんにも僕らにも負担大。
そして腎機能が低下してきたらタンパク質の管理は厳しくなって、低タンパクのパンやご飯を買わなくてはタンパク質の量を減らせなくなる。
ボーマンワン∶知ってる、知ってる低タンパクの食品、ここだけの話、高いのに不味いよね。
ハルン∶だからさぁ、オヤツには鶏むねハムじゃなくって野菜炒めを食べてほしいよ。
ボーマンワン∶あー、分かる〜、モヤシにキャベツ、ニンジンの野菜炒めならヘルシーでしかも、安上がり!!
粗食で健康、お金が溜まって溜まって溜まって、困るかも〜!!
ハルン∶みんながそうして適切なタンパク質を摂れれば悪い風邪も吹き飛んで、皆んなニコニコ暮らし、僕らも超ハッピー、それじゃあ、そろそろ仕事に戻ろうか?
ボーマンワン∶エッ〜、寂しいなぁ、またすぐに話せる日が来ると信じて仕事するぞ〜。
こうしてボーマンワンとハルンは仕事に戻った。
つづく
タンパク質の必要量
体タンパク質合成に利用されるタンパク質の上限は1日あたり約2g/体重1kg程度。たくさん摂取すればするほど、合成は高まるわけではなく、エネルギーとして消費される量が増えたり、体脂肪の増加にもつながります。また肝臓・腎臓の負担が大きくなる可能性もあります。
明らかな取り過ぎ!!