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寒い、ような気がする夜だった 何処までも貴方が満ち満ちているような 心地の悪い夜 わるいこ…
涙が凍ってしまったので 小さなこきょうを目指して歩き出した この裸足では辿りつけるかも分か…
見張られているのだ それは別に良い けれどもそれを僕に伝えるのはどうしてなのだろう カメラ…
何もかもが分からなくなってしまいたかった あなたが馬鹿だなって優しく その実本当は嘲ること…
わたしには何もなかった 本当に何もなかった 唸り声を上げることが唯一出来るだけのけものだっ…
眠りというものを ちゃんとしっかりやっていることが出来れば それでわたしは正しく在れるんで…
嘘みたいなことをみんな平気で 言ってしまってはそれを自覚しないで ああ他人事なんだなって 怖くなって いつか僕もこの奔流の中に閉じ込められる 誰かの美談として 生きている証拠として 思い出話にされるのだ それって とても 悍ましいことじゃあないか
君がいなくなった世界は思っていたとおり 当然のように回っていって 僕はお腹が減って 食べて…
裏切ってないと叫ぶのは簡単だ それが嘘だって良いのだから 真実じゃあなくても構わないのだか…
人間に触れると あつくて火傷しそうになる だから多分前世はさかなだったんだ さかなの言語し…
胸が押しつぶされるような心地で目が覚めた いつもと変わらない朝のこと ひつじが何匹目だった…