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机の上に 捨てられるように置かれた花束 きみのことを 誰かが思っいたって 本気で思っているの…
溶けてなくなってしまえるものなら いつか粉々に砕けて 消えてしまえるものなら 良かったとで…
その名前は愛だよ 君が教えてくれることはいつだって世界の真理みたいで その実そんなことはま…
この世界が真っ白であったなら きっと誰も塔を建てることなんて しなかっただろうな 空も海も…
君が教えてくれたことが たくさんこの足の裏には書いてあって 痛い痛い痛い痛い 泣きわめこう…
貴方の物語をたどるように この脚は伝承を追う この服は水色ではないけれど 兎の案内人もいな…
貴方が本物だったことはない、だからと言って幻、と一口に言い切って良いものか、それもよく分からない。貴方は私に話しかけられている訳ではないのだし。多分、きっと。貴方の世界と私は、決して交わることはない。貴方は私のペン先の澱み、私の罪悪感の成れの果て。 「もっと愛させてくれませんか」 澱みについて、貴方は言う。否、言ったように錯覚させる。脳の過剰稼働、貴方は私の世界にはいない。 だから。 私の切り売りしたような犠牲を、愛したいなどと言うはずがない。もしこれが本当に夢であるの
いつだってそれが夢だとは思わない、現実のように必死に追いつこうとカメラを回している。僕…
嘘みたいに静かな午後だった。太陽の光がふわりとリボンのように降り注いで、その先にいるメ…
なんとなくそれっぽいことを言って なんとなくそれっぽいフォントを使って なんとなく なんと…
愛のことを誰だって 本当は理解したくはないんだ どの掌の上にも違う天秤が乗っていて 「もし…
死んでしまえば良いと思った。 夏の暑い日で、きみは蟻を見つめていた。麦わら帽子がやけ…