元祖ボディービルダー先生の思い出
パーソナルトレーナーと話する機会があるのですが、石井直方先生がとても有名と知ってちょっと驚きました。
八月に胆管癌で逝去されましたが、
僕が大学1、2年生の時に授業をとっていたのを鮮明に思い出します。
フィールドワークがあり、自身の研究室に連れていってくれて、短距離選手のアキレス腱の動きを、超音波で可視化して見せてくれました。優れた選手は、アキレス腱が一瞬で細くなると言っていたのが記憶に残っています。
クソの掃き溜めのようなの授業たちの中では至ってまともで、筋肥大のメカニズム、加齢と脂肪蓄積についても研究データをベースで教えてもらいました。
中には、成長ホルモンなど、内分泌についても教えてくれました。
実際にちょっと話した感じでは、かなり優しい人柄で、
トレーニングルームで、実際に筋トレの指導もしてくれました。「65kgのベンチプレス?全然やってないけど」と言ってひょいと持ち上げていました。
当時、石井直方先生をはじめとして、当時の僕の大学の身体運動分野では、他にも興味深い先生がたくさんいて、どうやって人間が運動を習得していくかとかを実際に運動をやらせながら、理解していくみたいな実地ベースの授業が多かったです。
脳の細胞は減るばかりと言われてきたが、運動すると、グリア細胞などは増えるという論文を始めてみた時、とても驚いた思い出があります。
僕の大学時代でほとんど唯一記憶に残っています。
医師になってからも教官たちの教科書は読み込みまくってだいぶ理解が深まりました。
運動学習から筋肉の生理、疲労のメカニズムまで、非常に実際的な知識が得られました、おすすめです。
例えばこれとかです。僕は運動苦手で、しない人だったのですが、これを読んで、練習を自分で組み立てたり、さまざまな運動に挑戦していきました。