【読んだ】ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門
おすすめ度 ★★★☆☆
ラテラルシンキングを勉強することにしたので、読んでみました。
ラテラルシンキングとは?
ラテラルとは「水平」という意味で、つまり水平思考という意味。
よく比較対象として用いられるのがロジカルシンキング、これは垂直思考といわれます。
ロジカルシンキングは筋道を立てて、「それは正しいか?」を掘り下げて考える方法。正解が一つあって、その軸から外れないように論理的に掘り下げていく。つまり垂直。
一方のラテラルシンキングは「思考の幅を広げる」考え方です。
正解がなく、多角的に、自由奔放に発想する、枠組みや固定概念にとらわれない。
それが水平といわれるゆえんです。
事例はいっぱいあるけれど
例えば、自動車事故が多発する魔のカーブで事故を激減させた対策。
ロジカルに考えればミラーを設置したり注意書きを貼ったりしますよね。
でも、実際に効果が出た対策は
「ガードレールを外して、センターラインを消した」
でした。
あえて危険にすることで、ドライバーは運転に慎重になり、スピードを落としたという事例。
固定概念を疑うラテラルシンキングです。
他にも、クリスピー・クリーム・ドーナツや漫画喫茶などの成功事例、松下幸之助やスティーブ・ジョブズ、エジソンの発想など様々な事例が紹介されています。
いやーすごいなぁ、やっぱり世の中にないものを生み出すには自由な発想が大事なんだなぁ〜…とは思うものの
正直「誰にでもできることじゃないから、成功事例が目立つんだろうよ」と穿った見方をしてしまう自分がいます。
だってエジソンとかジョブズですよ、そんなのちょっとしたコツで真似できることじゃないでしょうよ。
ひねくれずに試してみよう
ラテラルシンキングというと難しく聞こえますが、要は自由な発想で・柔軟に・常識にとらわれずに考えよう!ということ。
カッコいいからラテラルシンキングって言うだけで新しい考え方というわけではないです。
ただ、「自由に」「柔軟に」みたいな曖昧な話ではなく、
思考方法として具体的なコツやトレーニング法も紹介されているのが新しいみたい。
紹介されていたものの使い道を30通り考えてみるゲームは面白そうでした。
たとえば新聞紙なら
こんな具合に、どんどん使いみちを考えるそうです。
流石に30通りは厳しいのでは?とおもったけど、そこまで絞り出すことで新しい視点が見えてくる、発想が切り替えられるようになるそう。
確かにそういう具体的なワークをやってみるのはよいかも!
楽しそうだし、やらなきゃ見えてこない世界がありそう。
天才ならともかく、一般人には無理よ〜なんて思う時点で、私も常識にとらわれていたのかなぁと反省しました。
ラテラルシンキング、しばらく勉強を続けてみるのでまた別の本読んだら書きます。