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11月28日の短歌「コオロギ」

行く当てがありそうもないコオロギを
未だ霜降りぬ露路へと放つ


仕事先の室内でよくコオロギを見つけます。
見つけるたびに捕まえて外へ出してやります。
もうコオロギを見かける時期もお終いでしょう、たぶん(ほら、温暖化だから)

前にも取り上げたことがありますが、百人一首の後京極摂政前太政大臣の和歌に出てくるキリギリスはコオロギのことだそうです。
平安の時代からコオロギは霜が降りるまで活動していたのですね。

きりぎりす 鳴くや霜夜(しもよ)の さむしろに
衣(ころも)かたしき ひとりかも寝む

後京極摂政前太政大臣

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