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7月6日の短歌「貫入音」

リンリンと器が奏でる貫入音
窯より出てもまだ生きている


陶芸窯で焼いていた作品を取り出しにいきました。
窯を開けると、焼き上がった作品から「リン、リン」と小さな音が聞こえます。
素地との収縮の差から釉薬に細かなヒビ(貫入)が入る音です(不良品ではなく)
貫入音(かんにゅうおん)と言うのですが、音は数日聞こえます。
窯から出して出来上がりだと思った作品でも、釉薬は微かな音を立ててまだ生きているようです。

出来は、今ひとつ…

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