〇〇さんに訊いてみた!♯01|ベテラン社員に聞く、気持ちのよい現場監理の極意
高村 康徳、小澤 柚花
日建設計 設計監理部門 監理グループ
気持ちのよい現場をつくる監理者とは?
[ 怒らないこと ]
監理者の基本姿勢のお手本は、工事監理ガイドラインの講師としても全国を回っていた監理部OBのTさんです。
受注者に絶対に怒らない。Tさんが怒ったところを見たことがない。怒らないのには理由があって、「人は怒られたときにはその仕事はするけれど、そのほかの仕事はしたくなくなる。」から。「受注者にやって欲しいことがあるときは、とことん説明し相手が納得するまで話し続ける」のがTさん流。(私も)リクエストはするけど、怒ることはしない。怒るのではなく、納得させることが大事というTさんの考え方に影響されているのかも。
[ 頼られること ]
発注者や受注者に頼られる監理者になるとコミュニケーションが良くなるんじゃないかな、何かあったときにちょっと相談しようという風な。
この人に言うと、なんかやってくれるとか、答えてくれるっていうのがあれば、頼られる。
頼られるためには、いろいろな手段を知っているっていうのも一つあるんですね。こういったものがあるよと教えてあげられると、仕事がしやすくなる。
経験を重ねて知識・技術を身に着ける
日建設計の強みって、いろいろな建物を設計しているところなんですよ。私は以前から仕事が人を育てる、と考えていて、だからいろいろな仕事をしている日建設計は、いろいろな納まりとか、間違えたとか、そういうのを含めたノウハウがあるんです。それらを、みんなで共有化しようってなっているんです。
例えば、施工図ライブラリーっていうのがあるんですね。部位ごとの施工図に納まりや注意する勘所が書いてあってとても参考になります。また技術研修などの座学もやっています。
でも、社内書類や座学だけではなかなか知識や技術は身に付かないですよね、覚えることが多すぎて…やはり仕事上で分からないことがあれば調べますよね。人に聞きますよね。このときにどこを見れば、探せば、誰に聞けば解決するのかが大事。まさにオンザジョブトレーニング(OJT)です。この経験を重ねることで知識や技術が身に付くと思うんです。
設計事務所の監理者は中立的な立場
監理ってやっぱり中立的なところがあって、お客さん、施工者、設計者にはそれぞれの立場がある。各々がやりたいことを、うまく調整するのも監理。バランスよくやって、(みんなから)自分の味方と思ってもらうことが大事だと思います。
中嶋 悟
日建設計 設計監理部門 監理グループ アソシエイト
駅ビル・商業施設・オフィス、工場など様々な用途の建物で、建築担当や現場総括を務める。
高村 康徳
日建設計 設計監理部門 監理グループ
2020年に設備設計事務所よりキャリア入社。機械担当者として大規模病院や研究施設で奮闘中。
小澤 柚花
日建設計 設計監理部門 監理グループ
2021年に日建コンストラクション・マネジメントに入社。日建設計に出向し、建築担当として設計・監理業務を習得中。
#日建設計 #日建グループ #設計監理 #監理 #ベテラン #仕事の極意 #建築 #現場 #コミュニケーション #中立的 #怒らない #頼られる #勘所 #私の仕事 #企業のnote