日建グループ

日建グループは、建築の設計監理、都市デザインおよびこれらに関連する調査・企画・コンサルティング業務を行うプロフェッショナル・サービス・ファームです。 https://www.nikken.jp/ja/

日建グループ

日建グループは、建築の設計監理、都市デザインおよびこれらに関連する調査・企画・コンサルティング業務を行うプロフェッショナル・サービス・ファームです。 https://www.nikken.jp/ja/

マガジン

  • PYNT

    PYNT

  • イラスト名建築ぶらり旅

  • インクルーシブデザイン

    すべての人とともに実現する社会環境デザイン

  • 障がい児のための「日々の生活」の場を考える

    日建設計は、1999年から2023年の25年に渡り、障がい児のための生活のあり方を10のプロジェクトにおいて思索、実践してきました。 今回、このnoteという媒体を用いて、これまでの私たちのとりくみの軌跡を全8回で振り返るとともに、将来へ向けて、障がい児に寄り添い、私たちができることを考える機会としたいと思います。

  • イノベ研

    イノベーションとともにある都市研究会

最近の記事

2050年のリジェネラティブな都市とは ~新たな繋がりをいかにデザインするか?「NIKKEN NEXT MISSION」3rd SEMINAR

石川 貴之  日建設計総合研究所 取締役所長 リジェネラティブな都市 2050に向けた萌芽金行美佳:まずは日建グループから、金行、佐藤の順でインプットをいたします。現在、都市づくりを取り巻く課題として、「都市の均質化」「生活スタイルの多様化」があげられます。また、自然災害など予測不可能な事象が多く発生する中、「自立した都市づくりの必要性」も説かれています。そこで、環境や社会・経済の持続可能性を超えて、積極的に改善し再生する「リジェネラティブな都市づくり」が注目されています。

    • 2050年の自然とコミュニティ 「みどり」を「Commons」に変えるには?〜都心と地域のデザインアプローチ 「NIKKEN NEXT MISSION」2nd SEMINAR

      石川 貴之 株式会社日建設計総合研究所 代表取締役所長 これからの未来は「不確実」で「非連続的なこと」が起きると言われる今、そのような未来の社会や都市を見据えた時、私たち日建グループは「どのような中長期的な視点を持ち、どのような市場と課題を捉えて都市・環境ビジネスに取り組むことができるのか?このような問いを立て、社内外の人々と議論していくこととしました。   「NIKKEN NEXT MISSION SEMINAR」と名付けたこのイベント。第2回目のテーマは「2050年の自

      • 地域の視点(レンズ)から、都市の未来を構想する。日建設計×ゼブラによる共創事業「FUTURE LENS」に込めた思い

        大松 敦 日建設計 代表取締役社長 吉備 友理恵 日建設計 イノベーションデザインセンター 人、組織と建物、都市をつなぐ、日建設計の社会環境デザイン阿座上:日建設計は大規模な都市開発などを手掛けています。改めて業務内容や大切にしている価値観を教えてください。 大松:日建設計は「社会環境デザイン」を行う会社です。街や建物といった目に見えるもののデザインだけではなく、その根底にある仕組みや制度、条例、組織、あるいはステイクホルダーとの「つながり」をデザインしています。 社会

        • イラスト名建築ぶらり旅 season2②

          “免震素屋根”でよみがえる歴史の証人今回の行き先 愛知県庁舎  1938年(昭和13年)に竣工した愛知県庁本庁舎は、洋風建築に城郭風の屋根を載せた名古屋の官庁街(三の丸)のシンボルともいえる建築だ。といっても、今はシンボルの屋根がほとんど見えない。(取材当時 2024年5月)「素屋根」と呼ばれる工事用の仮設の大屋根ですっぽり覆われているからだ。 工事の前はこんな外観だった。 なぜ肝心の屋根が見えないときにリポートするの?と思われるかもしれないが、こんなときだからこそ知っ

        • 2050年のリジェネラティブな都市とは ~新たな繋がりをいかにデザインするか?「NIKKEN NEXT MISSION」3rd SEMINAR

        • 2050年の自然とコミュニティ 「みどり」を「Commons」に変えるには?〜都心と地域のデザインアプローチ 「NIKKEN NEXT MISSION」2nd SEMINAR

        • 地域の視点(レンズ)から、都市の未来を構想する。日建設計×ゼブラによる共創事業「FUTURE LENS」に込めた思い

        • イラスト名建築ぶらり旅 season2②

        マガジン

        • PYNT
          10本
        • イラスト名建築ぶらり旅
          23本
        • インクルーシブデザイン
          2本
        • 障がい児のための「日々の生活」の場を考える
          5本
        • イノベ研
          7本
        • スマートビル関連
          7本

        記事

          WorkUP!EVENT#01NIKKEN インクルーシブデザイン研究チーム「これからの建築や都市を考えるための“インクルーシブデザイン”とは?」

          目指すのは「様々な人のための未来のUDデザイン」日建グループが今、インクルーシブな共生社会の実現のために推進しているのがインクルーシブデザインというアプローチ。「WorkUP!EVENT」は、多様性に配慮した都市や建築空間を創出するためのアクティブラーニングの機会として企画された公開セミナーで、今回はその第1回となりました。 共創の場「PYNT」での活動を推進している日建設計 石川貴之より冒頭挨拶。 石川:当事者意識を持つことは、頭で考えていても実は難しく、当事者と膝詰めで

          WorkUP!EVENT#01NIKKEN インクルーシブデザイン研究チーム「これからの建築や都市を考えるための“インクルーシブデザイン”とは?」

          「もしもステッカー」|参加型意見収集ツールの新しいかたち (後編)

          田口元香 日建設計 企画開発部門 コモンズグループ パブリックアセット部 3.参加型意見収集ツールとしての応用・展開事例「もしもステッカー」方式の応用として、下記のような他事業への展開も行ってきました。 【あったらいいなこんなてつみち】 ▷プロジェクト:調布駅前パブリックスペース“てつみち” ※現在は再整備済 ▷主催:トリエ京王調布 ▷期間:2023年5月6日(日)~5月28日(日) 日建設計が手掛けた屋外パブリックスペース“てつみち”にて、オープンから5年経過した202

          「もしもステッカー」|参加型意見収集ツールの新しいかたち (後編)

          「もしもステッカー」|参加型意見収集ツールの新しいかたち(前編)

          田口元香 日建設計 企画開発部門 コモンズグループ パブリックアセット部 1.「もしもステッカー」とはなにか?「もしもステッカー」とは、2021年に日建設計が企画運営を担当したパークレット社会実験「2021 原町田大通り滞留空間創出社会実験~もしも原町田大通り~」(主催:町田市・株式会社町田まちづくり公社)にて、大通りへの将来への期待を集めるために企画した市民意見収集ツールです。2021年11月~12月の1か月間に設置・運用されました。 市民や町田のファンの皆さんに町田の

          「もしもステッカー」|参加型意見収集ツールの新しいかたち(前編)

          障がい児のための「日々の生活」の場を考える|第5回 障がい児の生活を支える視点 1「住まう」、「過ごす」

          中島 究(きわむ) 日建設計 設計監理部門 設計グループ ダイレクター 障がい児が「住まう」・「過ごす」のための場づくりこのコラムの第1回で、私が障がい児のための空間づくりに携わるきっかけとなった、びわこ学園のプロジェクトでの決意が「“施設”ではなく、こどもたちのための“いえ”を考えることが大切」であったことをご紹介しました。また、このコラムのメインタイトルが「障がい児のための「日々の生活」の場を考える」ですので、第5回目となる今回はある意味で本コラムにおける核心の回と言え

          障がい児のための「日々の生活」の場を考える|第5回 障がい児の生活を支える視点 1「住まう」、「過ごす」

          障がい児のための「日々の生活」の場を考える|第4回 スタッフとの空間認識共有の様々な取り組み

          中島 究(きわむ) 日建設計 設計監理部門 設計グループ ダイレクター 建築の教育を受けていないスタッフの方々に、いかにして建築空間を共有するか?私たち設計者は建築のプロですから、日常的に図面を描き、そこから建築空間をイメージすることができます。一方でクライアントのスタッフの皆さんは建築の教育を受けていないため、ほとんどの場合、図面を読み取って3次元の空間をイメージすることが難しく、ワークショップで思考した障がい児のための空間の方向性やコンセプトが、設計者が描いた図面にきち

          障がい児のための「日々の生活」の場を考える|第4回 スタッフとの空間認識共有の様々な取り組み

          カーボンニュートラル社会における都市型戸建住宅の提案

          近藤 武士 日建設計総合研究所 環境部門 主任研究員 これからの都市部における戸建住宅のあり方を提案カーボンニュートラル、ウエルネス、ワークライフバランスへの配慮が求められる今、どのような住宅が必要とされているのか、課題解決を目指す戸建住宅を提案します。都市部の戸建住宅は、敷地が狭いため隣地の建物までの距離がなく、通風換気が十分に活用できない。北側斜線などの関係で南向きの屋根面積が十分に確保できず太陽光発電パネルが多く設置できないなどの課題があります。そこで、これからの都市

          カーボンニュートラル社会における都市型戸建住宅の提案

          建築ライフサイクルとXRのつながりをめざして|XR STUDIOの挑戦

          佐々木 大輔 日建設計 設計監理部門 テックデザイングループ DDL 1. はじめに建築は完成するまでに多くの時間がかかります。特に大規模なプロジェクトでは、計画から設計、施工、完成までに十年以上かかることも珍しくありません。その間は図面やCG、模型などを通じて、まだ見ぬ建物の将来の姿を想像しながらプロジェクトが進行します。 また、建築設計プロセスでは社会情勢や関連法規、環境条件などの複雑な要件を把握する必要があります。これらの要件は年々複雑化しており、私たちに求められる

          建築ライフサイクルとXRのつながりをめざして|XR STUDIOの挑戦

          イラスト名建築ぶらり旅 season2① とこなめ陶の森陶芸研究所(常滑市立陶芸研究所)

          妖艶な紫は画家・クリムトへのオマージュ?今回の行き先 とこなめ陶の森陶芸研究所(常滑市立陶芸研究所)/愛知県常滑市/1961年完成 2021年から2023年にかけて、21回にわたってお届けした「イラスト名建築ぶらり旅」。復活を望む声がちらほらあるとかで、「season2」として再開することになった。season1は「ぶらり」と言いながらもほぼ月1のハイペースで巡っていた。season2は本当の意味で「ぶらり」と、かつ、これまで取り上げてこなかったタイプのヘリテージ建築にも対

          イラスト名建築ぶらり旅 season2① とこなめ陶の森陶芸研究所(常滑市立陶芸研究所)

          サービスロボットと未来の街

          ロボットフレンドリーな環境づくりに向けてイベントの冒頭、日建設計 常務執行役員 エンジニアリング部門統括 水出喜太郎はロボットフレンドリー(ロボフレ)な環境づくりがなぜ今必要なのかを解説しました。まずひとつは労働人口の減少です。2030年には約650万人の人手不足が予測され、中でも建設業や運輸業でその傾向が顕著であることを調査データ等を基に示しました(資料1)。また2027年にはサービスロボットの市場が900億円にまで拡大し(資料2)、ロボフレな環境づくりが喫緊の課題であると

          サービスロボットと未来の街

          障がい児のための「日々の生活」の場を考える|第3回 スタッフとの信頼関係を築く上で欠かせない“泊まり込み体験”

          中島 究(きわむ) 日建設計 設計監理部門 設計グループ ダイレクター 「視察」ではなく「体感」する第1回で私たちは障がい児が暮らす環境についての知識が非常に乏しい状態であったことをお話ししました。ですから、まずは障がい児とスタッフの日々の生活の状況をつぶさに知るために、「24時間の泊まり込み体験」を行うことにしました。この「泊まり込み体験」は、その後のプロジェクトでも行ってきました。利用者が眠っている真夜中もスタッフは働いています。一般的な設計プロセスでは、ある時間だけ既

          障がい児のための「日々の生活」の場を考える|第3回 スタッフとの信頼関係を築く上で欠かせない“泊まり込み体験”

          「イノベーションとともにある都市」 研究会|vol.07 Marineterrein(アムステルダム)

          諸隈 紅花  日建設計総合研究所 都市部門 主任研究員 イノベーション空間のレシピを用いたケース分析第5号日建グループの「イノベーションとともにある都市研究会」(略してイノベ研)では、建築や都市開発の専門家の立場から、イノベーションが起こる(または起きやすい)空間のレシピ(要素)やその関係性を明らかにしようとしています。今回は「イノベーション空間のレシピ」を用いたケース分析の第5弾となります。レシピ自体の解説は下記noteをご覧ください。 Marineterrein(マリ

          「イノベーションとともにある都市」 研究会|vol.07 Marineterrein(アムステルダム)

          インダストリアル建築の進化と未来|vol.04|インダストリアル建築のポテンシャル Industry4.0から次の未来へ

          五十君 興 日建設計 設計監理部門 設計グループ デザインフェロー Industry4.0がもたらした進化の方向これらの事例から分かるようにインダストリアル建築は複合化、多様化してきています。その背景にはIoTでモノやコトがつながっていくIndustry4.0があり、製造業や物流業の立地稼働の自由度が増して都市内立地の可能性が高まっていることが考えられます。ヤマト港南ビルのように物流とオフィスと展示施設の合体や、香港AMCのようなフレキシブルな製造を受け入れ物流と製造が一体

          インダストリアル建築の進化と未来|vol.04|インダストリアル建築のポテンシャル Industry4.0から次の未来へ