仲人の仕事 少しの緊張感
けっこう余裕があって、気楽に考えているときの方が物事は上手くいかないってことありませんか?
準備もそこそこに今までの経験値ならこなせるとふんでいると予想外のことが起こってあたふたとします。結局いつもの何パーセントしか実力を発揮できなくて、反省しきり!となります。
なんでも初めての時は人にもよりますが、緊張して臨みます。
それはどんなに落ち着いている人であってもその人なりに気を締めるのであって意外と普段の自分ではありません。
私はそんなピーンと張った気持ちが好きです。緊張することは嫌いではない方です。
またそれから解放された時のすがすがしさはいろんな場面で体験できます。
お見合いもそうです。何回もしているとだんだんと緊張感が無くなって慣れが印象を悪くします。何も回数を重ねていることがいいのではなくて、また交際が成立するのが着地点でもありません。将来のいばらの道を共にしてもいいと思える相手を見つけるのが目的ですから、本当は一回一回が真剣勝負。
それを忘れたなら目的は遠のいていくばかりかもしれません。その緊張感は、遠くから会いに来てくれる初めて会う人に対する、感謝であり思いやりであると思います。
キリっと緊張した顔はいいもんです。話すうちにぎこちなさが取れて笑顔も出始めると本来の自分が出てきます。その時を見計らって私は姿を消すことになります。
先日東京の人とお見合いになった彼はめでたくはじめの一歩。最初は画面に相手が現れないというハプニングがあり慌てた様子で連絡してきました。
「5分待ってみよう!」と返信してそれからはなにも連絡がありませんでした。
うまくいった証拠です。後で聞くと相手も緊張してパニック状態だったそうです。
お互い顔が現れた時はホッとして緊張よりも安ど感の方が上回ったそうで、1時間はあっという間だったそうです。
めでたくも次回は直接会いましょうとなったそうです。そんな二人にさわやかな春風が吹いている情景が浮かびました。
今日もいい日にしましょう!