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倖せは感じるもの

最近思います。
幸せになりたいと人は夢を持っていろんなことに挑戦します。
それがすべて叶うというのはまずないということもうすうす感じていても
自分を奮い立たせるカンフル剤はこうなりたいと思う強い意思。

50代半ばまで物欲の塊だったという友達は手に入れた瞬間幸せ!と感じてもそれは永く続くものではなくそれもいつかは形を無くしていく現実。

穏やかな気持ちを維持することもちょっとしたタイミングで脆くも崩れて不安定な気持ちでいる方が長かったようだと話してくれました。

自分のものにするということが最大の幸せ探しと思っていた矢先。
大きな病名を告げられて病院の窓から見える穏やかでキラキラ輝く瀬戸内海の海や低く連なる青い山脈を眺めているとなんと心が洗われる情景を今まで見過ごしていたのかと改めて感じたそうです。

あ~健康であることの有り難さ、足るを知ることへの感謝の気持ちはちょっと胸が熱くなるぐらいだったとか。

久しぶりに会った彼女はそれなりに年を重ねていましたが、以前よりもいぶし銀のようないい意味での枯れ方?をしていて、充実の毎日であることがうかがえるような落ち着きがありました。

今は毎日の散歩で見上げる空の蒼さや小鳥のさえずりを聞くこと、枯
れ葉を踏んでそのガサゴソと言う音を子供のように楽しんで…。と。

倖せは感じるものと言う言葉を思い出しました。
やにくもにいろんなものに抗って生きてきた時も自分であったことに間違いはありませんが、小さな存在の一人も自然の一部。その中に身を委ねることで体も心も柔らかくなるのかもしれません。

早12月。急に寒くなってダウンコートを出しました。
ニケは寒いのが得意のようですが、毎年のようにフアフアの毛が焼けるのではと心配するほどストーブの近くに陣取る日も遠くはなさそうです。

そんな姿を今年の冬も見ることが出来そうな幸せ。
さて今年の10大ニュースはなんでしょう。
私は何度目かの人生の折り返しを骨折で知り、又新しい自分の発見が出来た年になりました。

今日もいい日にしましょう!



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