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毎日のラッキー ニケと歩けば
今朝は風が冷たいものの気持ちのいい空気が漂っています。月明かり、雲のオーガンジーのカーテンを纏って空はどこまでも同じで、飛ぶ鳥の時折仲間を呼ぶ声が心地よく聞こえます。
しばらくするとどこからかスズメ、ヒヨドリそれぞれが下に落ちた木の実や、子供たちのお菓子のくずをついばみます。
カラスは木の上から眺めて、お米を持ってくるお爺さんの姿が見えると、低空飛行で、まるで黒いスポーツカーみたいに滑り込みます。
「冬来りなば春遠からじ」 英国の詩人シェリーの詩の一説です。古い中国の漢詩みたいな雰囲気ですが…。つらい時期を耐え抜けば、幸せな時期は必ず来るというたとえです。まだもう少し。肌を刺す冬のひと時を楽しむことにしましょう。
やっと訪れても春の季節はほんの束の間でいろんなつらいことがたくさん訪れる冬の長いこと。
そんな長いスパンで考えなくても毎日の生活にも四季があると思いませんか?今日はついていないなと思っていても、懐かしい人からラインが来たり美味しいスイーツを見つけたりと楽しいことは必ずあります。
4日前ピアスの片方を落としました。もう20年以上も愛用していたもので、最近はマスクをつけたり外したりしていつかは落とすだろうと思っていた矢先でした。
一応いろんなところを探しましたが、見つからずきっと散歩の途中の道かもしれないと半ばあきらめていました。
昨夜の渦巻き風で玄関の前に枯れ葉の小さな山ができていました。ほうきで履こうとした足元になんと落としたピアスの片方が落ちていました。こんなところに!
枯れ葉が無ければ、掃こうとしなければ、と偶然の連続に嬉しくなりました。ラッキーとしか言いようのないことってあるもんですね。
良いことがあった後は厄介なことがやってきて、それをクリアーしたら、また良いことがやってくる。毎日その繰り返しです。
でも一日の最後ゆっくりとコーヒーを飲みながらくつろいでいると一日にあったことなどもう海岸の砂に書いた文字のように波がさらってもとに戻ってしまうようなもの、今日も無事に終わってよかったと思えるようになりました。
「この世で起こることはこの世で解決できる。山よりでっかい猪は出ん。」
今 悩んでいる友だちに送りたい言葉です。
すっかり明るくなってこの小さな公園にいろんな音が生まれ始めました。
自転車で急ぐママチャリが坂を降りて行きます。
小さな子供の声はなんだか元気をくれます。
きっと孫たちもにぎやかに登校する時間。今日も元気に「行ってらっしゃい!」
ついこの間の里帰り。やっと静かになったのを束の間喜んだのにまた懐かしく思えました。
今日もいい日にしましょう!