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「昨日魚屋だった奴が、今日は中華料理屋になっている。」魚屋の店主が語る、かりそめの人生・舞台装置としてのアメ横。
アメヤ横丁。東京都上野にあるJR山手線上野駅から御徒町駅の間の約500mにわたる商店街。約400の店舗が立ち並び、 地元の人々から外国人観光客まで多くの人で賑わう。東京の玄関口として親しまれる名所だ。
商店街の中でひときわ賑わいを見せる魚屋「魚草」。三陸の絶品の魚とお酒をワンコインから店頭で楽しむことが出来る。店主・大橋摩州さんが語るアメ横の姿は、私たちのイメージとはどこか違うものだった。
世界はこれから何をデザインするのか
今年の初めにラスベガスとロンドンを訪れた。ラスベガスではCESに参加して、ロンドンでは何人かのデザイナーに会った。
ラスベガスで感じたコントラストCESに関してはいま改めて言及する必要はないだろう。すでに多くのメディアが詳しく内容を報じている。TOYOTAのWoven CityやDaimlerのAVTRをはじめ、今年は例年にも増してビジョナリーな提案が多かったようだ。都市空間や持続可能性といった
Evoking Model 思索の試作
武蔵野美術大学造形構想研究科で、Takt Projectの吉泉聡さんのお話を伺った。Takt Projectは、DESIGN THINK+DO TANKを掲げ「別の可能性をつくる」さまざまなプロジェクトを展開しているデザインファーム。スタートアップから大企業、大学、研究機関、行政機関など幅広いクライアントと共に多様なプロジェクトを展開している。クライアントワークと平行し、実験的な自主研究プロジェク
もっとみる存在と時間 中国少数民族をめぐる旅1
1927年4 月、ドイツの哲学者マルティン・ハイデガーは『存在と時間』を発表した。 その著書は刊行されるやいなや、国内外に大きな反響をもたらした。彼は『存在と時間』の中で、人間の「存在」を問うた。それは過去の西洋哲学の思考様式すべてを批判する衝撃的な内容であり、同時に最後まで完成されることのない未完の書であった。2019 年 8 月、『存在と時間』の答えを探しに中国を旅する。
な
I Wanna Deliver a Dolphin 私はイルカを産みたい
武蔵野美術大学造形構想研究科で、長谷川愛さんのお話を伺った。彼女はIAMASやRCAそして現在はMITのデザイン・フィクションラボで研究員を勤めているアーティスト。「Expand the Future」というコンセプトに従い、Speculative Designを行っている。
Speculative DesignSpeculative DesignはRoyal College of Artのデザ