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【起業の失敗】経営のバックエンドが見えていなかった
おはようございます。授業中は久石譲、休み時間はラテンミュージックをかけているアホです。
今日は「経営のバックエンドが見えていなかった」についてお話をします。皆様からの後押しをいただいて、1/31に辞職願を提出し、3/31をもって正式に退職することを決めました。起業は思っていた以上にやることが多くて、課したタスクがこなせずに動悸がする日もあります。私も弱い人間ですが、この歩む道が、挑戦するあなたの助けになったらうれしいです。
1.経営リテラシーが足りない
ABC分析、限界利益、粗利益、BEM、KPI、KGI…聞きなれない言葉と格闘しています。概念自体は難しくありませんが、これらを事業に落とし込んでいく作業が難しい。学習でいう、理解はでるけどできないというやつです。
星のあそび塾や戦職で経営は経験してきたつもりでしたが、まだまだ成長できそうです。驚いたのは、成功している経営者は因数分解の回数がえぐい。建築で例えるなら、家に使われるネジ1本1本まで把握し、そのネジがどんな意味をもつか明確に説明できます。私はまだ、目に見える部分しか、という感じです。
2.お金を投資して学ぶしかない
解決策は投資しかありません。今は、月に11000円かけて経営伴走をしています。それから、39000円払って広報PR講座も受けています。広報の講師は「先生の学校」の三原さんです。価値観がぶっ壊れつづけているので、腹落ちしたらここでも共有していくつもりです。
3.バックエンドができていない
実は、コンテンツの部分は既にできています。私がつくりこんできたのは「フロントエンド」といって、学級経営でいえば掲示物や学級通信など、目に見える部分です。”500人の先生コミュニティ”、”豪華なプロ教師陣”と、お客さんにとっては「目に見える部分がすべて」なわけですから、フロントは大切です。しかし、私は「表」しか見ていませんでした。
経営では「バックエンド」も大切です。学級経営でいうイタガキさんとの信頼関係のように、目には見えないけれど大切な部分をないがしろにして成功はない。これをマネジメントと呼びます。授業てらすがはじまって、見ず知らずの500人が集まったらどうなるか。「使い方が分からない」「どんな人がいるか分からない」「何をすればいいか分からない」関係性もカルチャーも構築できていない中で、果たして満足度を維持できるでしょうか。経営者として、因数分解が足りていませんでした。
4.外装よりも土台
結論、参加者を100人限定にして開始することにしました。100人ならば、使い方講習会をしたり、DMを送ったりするのも比較的容易です。私がマネジメントできる容量と、利用者の満足度がクロスする適正人数の見極め。
人数を絞ることによって売上は低くなりますが、外装よりも大切な土台づくりをはじめは大切にします。第1期メンバーとして100人を募集し、夏に+100人、冬に+100人と、信頼関係とカルチャーを大切にしながら規模を拡大します。
5.朗報もあり!
本事業にはクラファン関係の友人さんが全面協力してくれています。Facebookコミュニティの仲間は懐かしいと思います。一緒に仕事ができる日がとうとう実現しました。クラファンは4/1スタートを予定しています。
他にも、HPをWebデザイナーさんが引き受けてくださっていますし、教師メンバーにはコンテンツの部分で相談にのってもらっています。ロゴ制作や会社設立手続き、資金計画、広報戦略など目まぐるしく決断をしていく状況です。サロンの力をフル活用したいので、壁打ち相手などご協力いただけたらうれしいです。
6.まとめ
経営と授業は似ているところもあって、成功するには「ネジ1本1本の意味を言語化」できるほど解像度をあげなければなりません。お金をかけて学び、実際に走りながら修正しつづけること。地道の連続でも情熱が消えないのは、つくりたい未来にわくわくしているからです。