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新学期をHAPPYに迎えたい

これを読んでいる皆さんも、間もなく始まる新学期に向けて、頭をフル回転させている方が多いのではないでしょうか?私の職場でも、あたらしいクラスが決まり、職員体制も発表され、いろいろな意味でみんながそわそわしています。

私の職場は、児童発達支援センターで「療育」の施設になります。「療育」というと、発達の専門家のイメージを持たれている方も多くないと思います。それは、学校の先生にも言えますよね。

子どもたちを責任もって預かる中で、もちろん「専門性」は必要になります。職場では、専門職として、先生たちに「子どもの行動とその対応方法について」「発達障害について」などのレクチャーを求められてきました。
しかし、本当にそれだけでいいのかなという疑問も私自身の中でもやもやしながらこれまで過ごしてきました。

先生たちは、とてもまじめです。本当に一生懸命保育をしています。その先生たちに、「対応方法」「発達障害理論」を伝えると、熱心に聞いて、そのやり方を頑張ろうとしてくれています。でも、「きちんとやりきらなければ」という思いが強くなりすぎてしまうこともあるように思います。

そこで、これまで1回だった心理士からの職員研修を、来年度の職員研修は、3回やらせてもらうことにして、特に1回目を大幅に改革することにしました。

1回目は、「職員のコミュニケーション」を導入します。これまで職員室NEXTでやってきたイベントで私が感じたこと、例えば、オシエルズの「笑いの学級経営」の中でテーマとなった「ユーモアスキル」や「Yes,And」の話、深見太一先生の「クラス会議」の進め方、金城実佳さんの「自己肯定感を高めるコミュニケーションの力」での子どもの自己肯定感には大人の自己肯定感の高さが影響していることなどをもとにして、お話をしていきます。
先生が一人で頑張りすぎないように、頑張りすぎて笑顔がなくならないように…。
子どもたちのHAPPYのためには、先生たちがHAPPYであることが不可欠ということを職場内で浸透させていこうと思っています。

もちろん、2回目には、子どもとの信頼関係の作り方(米澤好史先生の「愛着障害」のお話を基本に)、3回目には、これまでやってきた「発達障害についてとその対応」ももちろんやっていきます。

これまで、職員室NEXTの中でたくさんのイベントに触れる機会があり、そのたびに新しい発見がありました。新しい視点…。これまで思っていたことの確認…。忘れてしまっていた大事なこと…。イベントを通して、大切なことの再確認ができていると思っています。

何よりも、職場のみんなをサポートする心理士だからこそ、これまで以上に、たくさんの新しいことを吸収して、職場に還元していけたらと思います。みんながHAPPYでいるためにも、私自身もいろいろな楽しいこと、興味のあることを見つけていきたいです。

「職員室NEXT」が「学校CHLOOS」となり、楽しくてためになるイベントが増えていくと感じています。これまで直接興味のなかったことも、ちょっとだけのぞいてみると、世界は広がっていくと思います。
皆さんが素敵な新学期を迎えられますように。

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