うつしかがみ
自分の周りの人は、自分を映し出す鏡だ。自分が、周りに優しくしたら、周りも同じように接してくれるようになる。そんな話、聞いたことはありませんか。
そして『ミラーリング』って言葉もまた聞いたことはありませんか。それです。あなたが発した言葉。相手におこした行動。表情。しぐさ。
よくそれを、恋愛でも使ったりなんてことも聞きますよね。私には、そんなまねごとは、上手くできないけど(笑)
ただ、それは相手だけではなく、自分で自分にも同じように行えるのです。鏡をみて自分に微笑むこと。『私はわたしが大好きだよ。』『いつも頑張ってるね。』『わたしは幸せだ。』って、声に出して言うこと。
私のメンターでもある精神福祉士の資格を持つ先輩が教えてくれたとき、私にそれは難しいと思った。まず、鏡で自分の顔を見ることが好きではなかったから。身だしなみを整える程度にしか、鏡なんてみない。ましてや、鏡の自分に笑顔をつくるだなんて。
でもね。先輩も言ってた。『私も最初は出来なかった。だけど繰り返してみて。慣れていくから。そして、自分が変わっていくから。』
そう言われて、鏡を見てみた。いや、はっきり言って、自分の顔なんてそんなに見られなかった。『笑顔なんてとんでもない。』そんな気持ちだった。でも、やってみた。鏡の自分に笑顔をみせる。そして声に出して『私はわたしが大好きだよ。』って。簡単に思えるようなそんなことも、私にはとても勇気が必要だった。勇気を出して鏡の自分に発した言葉はとても小さな声だった。
あ~無理。気持ち悪いって思ってしまった。それでも、そのあとは少し意識して、ほんのたまにやっていたが、それは長くは続かなかった。
でも、最近家の中に鏡を増やした。最初はインテリアとか、必要に応じてだった。いままで、私が自分の顔を一番長く見るなんてのは洗面所の鏡くらいだった。自分の部屋にすら鏡がなかった。
でも、自分の部屋に鏡を置くようになって、自然と自分の顔を見る機会が増えた。玄関の壁にも鏡をつけた。出かけるときも、その鏡を見ることが少しづつ増えていった。
鏡に映る自分をみては『つまらない顔してるな。』『寂しそうな顔してるな。』そう思ったら、自然に笑ってみようって思えた。それだけで、なんだか変わっていく感じがした。
脳は騙される。無理にでも笑顔をつくると脳は勝手に『楽しい。』『嬉しい。』と認識する。そう、それだけで幸せホルモンのオキシトシンが分泌される。
タクティールケアって知ってますか。それを学んだ時も、人は体に触れるだけで、オキシトシンが出るんだと知った。それは、触れた方も、触れられたほうにもです。
だから、よくハグはストレス解消や、軽減に効果があるともいわれていますよね。そんなこと言ったって、ハグする相手なんかいない!って思う方もいますよね。
そんな時は『セルフハグ』でいいんです。自分で自分を抱きしめてあげるのです。自分で自分をハグって、なんかむなしい(´;ω;`)ウゥゥ
私もそう思いました。だけどやってみると、なんとなくリラックス出来るというか、安心するというか、そんな感じに包まれるのです。
そして職場の仲間に勧められた『ウェイトブランケット』その名の通り、重い掛布団です。私は7キロのを使っています。かけるとずっしり身体にきます。だけどその重みが包まれているような感じなのです。毎日布団をたたんでいる方には、たぶんなかなかの重労働になるかもしれません。だけど、ベッドを使用されている方などは是非、興味があったら使ってみてほしいです。もちろん、普段お布団のかたも!!不眠気味の方にもいいみたいですよ。
ちなみに私はAmazonで購入しました。
なんだか、布団のセールスみたいな話になってしまったので、また話を戻しますね。上記で伝えたように、鏡を置くことで少しづつ変化があるように感じたこと。鏡の自分に少しづつ笑顔を作れるようになったこと。たまに、『大好きだよ。』『私は幸せ。』とも言えるようになったこと。声は相変わらず小さいけど(笑)本当は、自分にしっかり聞こえるように大きな声で言えた方が良いみたいですが、さすがに誰かに聞かれるかもと思うと、言えない時もありますよね。
そんな時は出来る範囲でいいんです。鏡をみる。少しだけでも微笑む。言えそうなら、小さな声でもいいから声に出して言う。
さあ!これを知ったなら、今すぐやってみませんか。いつか、いつかは来ませんよ(*^▽^*)