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退職代行サービスに対して元管理職が思うこと
みなさまこんにちは。ニシムラです。
一気に冬の空気になり怯えております。
みなさまも体調お気をつけください( ;∀;)
さて本題です。
ここ数年良く聞くようになった「退職代行サービス」。
今回は元管理職の立場でこのテーマについて書きます。
過去に幾度となく部下に「お話したいことが・・・」と退職の申し出を切り出された私はこのサービス(を使う人)についてどう思うのか?!
まぁ個人的見解なんでね!
必ずしも全ての管理職がこう思っているわけではないことはご理解ください。
(私は現在30歳なのであまり皆さんの上司と同じ感じではないかもしれないので・・・)
私がどんな思考をする人間かはぜひ過去のブログをお読みいただければ。。
聞く話によると、この退職代行サービスの利用者は今のところ年々増えているそう。
最初聞いた時、どんなサービスかはすぐ分かったもののまさかこの退職代行サービスの利用による退職者がそんなに増えるだなんて思いもしませんでした。
退職代行サービスの利用を検討している方が「会社・上司にどんなふうに思われるか」などの参考になれば嬉しいです。
お金もったいなくない?!
調べたところによると退職代行サービスの費用は1~5万のよう。
退職の理由がなんにせよ。
会社を辞めるのってタダですよ!
仕事を辞めるって大したことじゃない
転職なんて当たり前、新卒で入った会社に定年まで長く勤める時代はとうに終わっています。
私も18歳から独立する29歳までに3社に転職しています。
転職する度にしっかりニート期間を楽しみました!!
(次の就職先が決まってから辞めるというのが一般的だと思いますが・・・)
自分が次に就職する会社も、何年勤めるかなんて誰にも分かりません。
周りが騒いだとしても仕事を辞めるって大したことじゃないよ~~~!と大声で言いたいです。
退職の経験をしないままでいいの?!
退職の流れを知っていてサービスを利用するのはまだ良いと思います。
しかし、退職の経験がないまま退職代行サービスを利用して退職しようものなら退職をどうやってするのか、退職の流れが分からないままなのではないでしょうか。
そして次の会社を退職するときも同じようにサービスを利用する可能性大な気が・・・
正直、30歳とかをこえて「退職の仕方を知らない」のは恥ずかしいです。
入社することを決めたのは誰?
退職したいと思っている会社に入社することを決めたのは誰でしょうか。
それは紛れもなく辞めたいと思った「自分」です。
自分の意志で入ると決め、自分の意志で辞めると決断したのならその意思表示を「退職します」と言語化したほうが良いです。
それは上司や会社のためではなく、在職期間「頑張った自分」へのケジメであり労いでもあると思います。
退職の話を無事に上司に出来たらとてもスッキリしますよ(爆)
上司は何も思ってない
退職の意志を伝えたら上司は怒るのではないか?!
そんなことありません。
まぁ一般常識を持ち合わせている上司の場合、と言った方がいいかもしれませんが・・・。
私も上司として退職の申し出を受けた後は「自分がもっと改める点があったのでは」と考え、「残念」「寂しい」という気持ちはもちろん生まれました。
しかし個人差はあれど、正直そう思っている時間はみなさんが思ってるより短いです。
上司の脳内は、その後の「人事」「チーム体制」のことに一瞬にして頭が切り替わります。
退職を引き止める人もいますが、堂々と「退職することにしました」と目に決意を込めてはっきり言えば大丈夫です。
退職するのは何も悪いことではありません。
なので退職代行サービスを利用されると「退職しますの一言も言えないのか?!」とたいていの上司はなる訳です。
「言えない環境」にも問題がある
退職を言い出せる職場の雰囲気・上司ではない、精神的に追い詰められていて自分で退職のことを言える状態ではない。
だから退職代行サービスを利用する人が多いと思います。
そんな状態に追い込まれている原因は何でしょうか?
「退職するのは悪いことではない」と先述しましたが、退職を引き起こした原因には会社も本人もしっかりと向き合う必要があります。
会社も本人も、どうすればこうならずに済んだのか?
それを考えることができないと同じことを繰り返します。
退職代行サービスもビジネス
私はこのサービスを使うことが良いとも悪いとも思いません。
必要な人にはとてもありがたいサービスです。
需要と供給が成り立っているのでこのビジネスを否定するつもりもありません。
ただ、確実に言えることは「誰かがやってくれる」というのは「自分の経験を奪われる」こともあるということです。
どんな小さなことでも、経験ほど自分の財産になるものはないですから。
退職代行サービスを使おうかな?どうしようかな?!と迷うぐらいなら、勇気を出して自分の口から上司へ退職の意志を伝えることを私はオススメします。
今日のブログはここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました!