「みいちゃんの日本画お稽古」vol.34【仕上げ その2】岩絵の具で細部に色を入れる
「骨描き」→「隈取り」→「地塗り」→「下塗り+上塗り」→「仕上げ」と続きものの動画です。
下塗りに被覆力ある水干絵の具の層があることにより岩絵の具が定着しやすくなります。
粒子のサイズは白や13番など微粒子のものから粗い粒子のものへと重ねる方法が安定しやすいです。
だからと言って、粗い粒子の岩絵の具を始めの層に置いてはいけないということではありません。どうすれば定着力を安定させることができるのか。研究することで表現の幅が広がっていきます。
膠の濃さは下の層は濃いめに、重ねるにつれ段々と薄くしていくのですが、岩絵の具の粗い、大きめの粒子のものは膠は多め、微粒子のものは少なめに入れて練り溶きます。
それは粒子を包むように被膜するので粒が大きければ被膜する面積が大きくなるという原理からです。
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●「みいちゃんの日本画お稽古」 再生リスト
https://youtube.com/playlist?list=PLlqSNV-PzcdxngnlP6Yh74cvDz_nm3sMx
日本画の素材をツールとしていろいろな表現のお稽古をしていきます。
まずは手習いとして、線の描き方や絵具の作り方、お道具の紹介、技法などからスタート。
ゆくゆくは抽象的な表現技法などを通して、自分を再発見したり、表現する技術などを発信していけたらと思います。
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