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~太陽の通る道は神様の想いが通る道~vol.10「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無きや」

太陽の通る道は神様の想いが通る道
さまざまな日の出と日の入りのレイラインを眺めていると古の日本において日の出と日の入りには意味があったと感じることができました。
それは季節の節目や神事が執り行われる内容や時期から、レイライン上の崇拝されている場所の意味から神様の想い神様への想いを想像できます。

「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無きや」
日本という国が隋という大国に対し対等に渡り合った記録とされる。
その言葉の中に、日の出と日の入りを示唆する表現があります。
政治的な思惑もあったと隋の煬帝を怒らせた記述でもあることから想像できます。
記紀には神武天皇の東征のおり日を背にして勝利をつかむ描写があります。
また天子の表現においては、皇帝を日本において解釈すると天に選ばれた子となり、天皇の存在はまさしく天の子孫であることから、外交儀礼において対等もしくは格上であると表現したのではないかと思います。

一方で純粋に日出ずる処と日没する処は神様の住まう場所である。それぞれに意味があり対等である。という概念があったのではないかと、当時の神事のあり方をレイラインから鑑みると想像できるのです。
その表現は神事で培われた感覚から自然と発せられた表現とも思えるのです。


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