詩 春宮画

少年が淡泊の朝のぼんやり夢の中で

見える色とりどりの春宮画、気長くその全ての

過ぎ行く軌跡をなぞれば、

自分ならぬエロスの愉悦を辿り

昨晩黄昏時に見つめたが越えなかった

過去に居る夜の扉を再び訪ねれそうだ

あのエオの薔薇色の指が我が静寂を

地平に差しそれを邪魔さなければ

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