退職後悩んで | #04②いったりきたり。

＊やりたいことに気づくための
日々のやりたくないを知る。

あゝ今日の東京の夕陽、なかなか良かったなぁ。

そんな感じで今日の夕景を
ベランダで見送る。
だけど、ふと頭をかすめるのは
北海道の夕暮れ。
あの農場でこの夕暮れは今
どんな色に見えるんだろ。
紫がかっていたのかな。
ピンク寄りから赤に変化する激しめなあの色かな。

かつてそんな圧倒する夕暮れを見せてもらった経験は「また見たい」を増幅させる。

そして気づけばいつの間にかハイジ状態。クララの居るフランクフルトのお屋敷でアルムの山を想像して夢遊病になっちゃうあのシーン。こっちにクララは居ないけど。勿論お屋敷なんかでもないけれど、ふとビルの谷間に落ちる夕陽が農場のポプラ並木の間に消えていくあの光景に重なって見える病。

いかんいかん、行こう。

残金ゼロだけど…
東京にいる家族の日常を
家事で支えてあげたいけれど…
実家の老夫婦のこともなんだかんだ
いろいろあるけど…
一旦戻ろうあの場所に。
クララを励ますために連れてこられたハイジ氏。だけど自分が病んだら励ますことなんて不可能なはず。リセットしなきゃいけないタイミングだ。

LCCでも特に格安な時をリサーチして相方に飛行機代などもろもろをお願いし、息子に宿泊許可を取り、
わくわくしながらまた北海道の空気を吸いに行くことに。

朝からウォーキングする幸福感。
足の裏から伝わる草や土のふわふわ感。たまらん。ホント有り難い。

で、第２農場のあの池まで歩いて
深呼吸しながら、ニヤニヤしながら
ボーっと座っていた時だった。

またまた不思議な声がした。

それはまた次回。
ここまでお読みくださるなんて
心から感謝です。
目を閉じてどうかごゆるりと。
おつかれさまでした。
いつもありがとうございます。