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yumegiwa last girl - 6/6 勝手にライナーノーツ 後編【グルーミー大天才】
前回に続いて、yumegiwa last girl6人体制初の音源「6/6」のライナーノーツを書いていく。
前編からはこちらから
4.ユートピア
ユートピアの意味は「現実の社会に不満をもつ人が夢想する理想的な楽土。理想郷。」まさに、今の自分にとってのライブハウスであり、yumegiwa last girlそのものである。
ユートピアは何と言ってもイントロのカッコ良さが際立っている。
目を閉じるだけで、夢際リサさんの人差し指の動きを想像してしまう。
Bメロの途中のワルツ的な展開が印象的で、そこからサビで一気に音通りユートピアに連れていかれる。
サビが終わるとまた現実に引き戻される。
もしや、このイントロのサウンドこそが現実とされる冷たくて鋭角な雰囲気なのだろうか。と考えてしまう。
2番Bメロの夢際沙良さんの破壊力。もはや楽器なのでは?とも思う。そして、またユートピアへ。
無限(夢幻?)の彼方を飛んでゆけと一緒にどこかに消えたくなる。
5.死にたい夜のこと
最近死にたくなったことはありますか?と聞かれると、ほとんどなくなったと言えるのですが(先程小さな死にたくなる昼はありました下記画像参照)
ほんとにここから居なくなりたかった。
歌詞は夢際沙良さんが書いてます。
現実と夢の往来
わたし、空っぽなんです。
ほっといてくれませんか
孤独が首を締め付ける。
特技は逃げることです。
自分が嫌いです。
めちゃくちゃネガティブである。
でも全て気持ちがわかるし、何歳になっても中途半端な自分が嫌になるし、嫌になってる自分も嫌い。
正直共感しかない。
ただ一つ、いい歳になっただけで何とかなることも多い。
その前のもがく様子が歌詞から滲み出てきて泣きそうなる。
ライブを見ると死にたいテーマの歌を歌ってるのに、なんでこんなに美しいんだろうって思う。
この曲の1番好きなところは、
2番のサビの後のフラメンコのような展開(何て例えれば良いんだろう)昔の話だが、初期のL'Arc〜en〜Cielにもこんな曲があり、周りがメジャーな曲聴いてるなか、Tierraと言う渋いアルバムにはまっていたことを思い出した。(年齢出るなぁ)と言いながら、久々にラルクを聞いてしまった。夏の憂鬱最高。
脱線しました。
死にたい夜のことは、沙良さんがnoteに歌詞を書いているので、それを見ながら聞くことでより深く楽しめると思われます。
6.大遊星
夢際沙良さんの印象的な声から始まる本曲。
終始メロディが高めで儚い。どこへもいけやしないさ。
3人の時の音源はYouTubeに上がっています。リリックビデオです。アニメは意味不明なスーパーヒーローもの。
この曲は特に渋い曲で、ずっとユラユラしています。
ずっと聞いていられる曲です。
沙良さんの歌うところの歌詞がとても良く、
あれもこれも欲しくて
でもどれも本当は興味ない
「人と同じが嫌い」
など刺さる言葉も多く、浮遊感がたまらない名曲。
また、ラストの
ふふっ ふっ ふふっ ふふふっ ふっっ んっ
という謎の恐怖音声も入った怪作でもある。
7.グルーミー
個人的には、yumegiwa last girl現時点最高傑作のグルーミー。夢際りんさん作詞。この曲を書いてくれてありがとう。
歌詞は夢際りんさんのnoteから見れます。
この曲のグルーミーの意味もやはり暗いイメージ。
暗い、薄暗い、うっとうしい、憂鬱などの意味がある。
ただ、この曲には希望があるというか、光があると思っている。
眠れない夜をさまよったり、永遠の躊躇を踏み出して、
グルーミーをさよならみたいなネガティブな言葉はあれど、
最後に前向きな言葉が入っている本作。こういう歌詞がたまらないのは、昔からずっと変わらず好きなHAWAIIAN6などの曲によくある、切ないコード進行に前向きな言葉。これが1番やられる。
この先のどこかできっと
一緒に笑っていられますように
その中でも、サビのこの言葉は墓場まで持っておきたいくらいに刺さる言葉です。
何故なら笑顔フェチの私。前向きで笑顔なのが大好きなのです。ただ、ただバカ明るいのはドンピシャでは無く、
真顔が機嫌悪そうにに見えるけど、話すとたまにする笑顔
みたいな人が好きなんですよね。
まさにグルーミー(違う)
限界を超えていく。この言葉も好きだし、何から何までグルーミーは好きすぎて語彙力がさらに無くなる。
この音源を2カ月ずーっと待ってた。
とにかくもっと色々な人に聞いてほしいですね。
と言うことで、2回に渡って書いてみたライナーノーツ。
たまに、読み返しては加筆していこうかと思います。
では!また。