楽しく完走したわたしと、レース結果を悔しがった夫のトライアスロン
「賛同してくださる方は拍手でお応えください!」
「トライアスロンは好きか!」「この島が好きか!」
石垣島トライアスロンでのオリンピアンである庭田清美さんの挨拶です。シンプルで、力強く美しく響きました。
トライアスロンが好き、石垣島が好き、ただそれだけでいい。
そう臨んで参加しました。
石垣島トライアスロンはスイム1500m・バイク40km・ラン10kmというオリンピックディスタンスといわれる競技です。
スイムはバトルに巻き込まれ、顔を蹴られ苦しくなりましたが、苦しいと思わない、楽しいと思おう、と気持ちを盛り上げました。バイクは、アップダウンのあるタフなコースで、脚が攣るのが怖く踏み込むことをしませんでした。ランはラップタイムが悪く、これ以上速くは走れないなと思いながら走ってしまいました。ランタイムは、1:02で1km/6:15 ぐらい。
追い込んだ練習してなかったし、こんなもんかな、楽しいからいいかな、と思っていました。
ところが、74歳の夫が自分のランタイムに満足してしなかったのです。
夫は、10kmを56分という1km/5:40というペース、これでも遅いというのです。天狗ちゃんになって、いい気になっているのかしら?と思っちゃったけどどうやら彼は、まだいけた、と本気で思い本気で悔しがっていました。
勝気で負けん気が強く、もっとできる、もっとできた、と思える人がアスリートに向いているのだといわれますが、夫はそうだけどわたしは違う。わたしは自己評価が低く、目標も低い。夫は自己評価が高く、目標も高い。
わたしは、このぐらいかな、ここまでかな、と甘えてしまいます。
悔しがる、ってこと大事だなと思いました。
今度は悔しがるレースをしたいな。
大好きなトライアスロンをできるということはしあわせなことです。
開催してくださりありがとうございました。