花子さん。コックリさん。
夏といえば怖いもの
辻村深月さんの
『ふちなしのかがみ』
を読みました。
読んでいて懐かしさと
恐怖が交錯する、
まさに「現代の怪談」と
呼ぶにふさわしい一冊です。
物語に登場する学校の
七不思議やおまじない、
コックリさんなど、
誰もが一度は耳にした
ことがある話が新たな
視点で描かれています。
ふちなしのかがみ
辻村深月(著)
階段の花子さん
この本の中で特に
印象に残ったのは、
音楽室から
飛び降り自殺した
少女の霊である
「花子さん」の
エピソードです。
私が小学生の頃、
友達と一緒に放課後の
音楽室に忍び込んで、
「花子さん、花子さん、
出てきてください」
と何度も呼びかけたことを
思い出しました。
その時のドキドキ感や、
背筋が凍るような怖さが、
この本を読んでいると
蘇ってきます。
「花子さん」に嘘を
ついてはいけない
というルールがあります。
もし嘘をつくと
どうなるのか――
それは読んでからの
お楽しみです。
私も子供の頃、
友達と階段を掃除して
「花子さんに
会えるかもしれない」
とワクワクしていたことを
思い出しました。
その頃は、
そんな噂話を信じて、
心の中で少しだけ
本気で怖がっていた
自分がいました。
_______
あの子は、
なぜ死んだのでしょう・・・
「飴・・・食べました?」
ヒヤリとするw
_______
また、
幼い頃に友達と夢中で試した
「コックリさん」
あの頃、友達と一緒に紙と
コインを使ってコックリさんを
呼び出した後、
急に窓がガタガタと
揺れ出した時のことは
今でも鮮明に覚えています。
その後、みんなで
「絶対にコックリさんを
怒らせたんだ」と
半泣きになりながら
謝ったのも、
今となっては良い思い出です。
現代の怪談
『ふちなしのかがみ』は、
ただの懐かしい話に
とどまらず、
現代の視点から見た新しい
怪談を提供してくれます。
辻村深月さんの筆致は、
私たちがかつて感じた
あの恐怖と興奮を
見事に再現しつつ、
新たな驚きと恐怖を
与えてくれます。
この本を読むことで、
幼い頃の自分に
戻ったような気持ちになり、
同時に大人としての
新たな視点から
怪談を楽しむことが
できました。
著書は、
懐かしさと恐怖を
求めるすべての人に
おすすめの一冊です。
過去の思い出とともに、
堪能してください。
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自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より