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不登校になる原因と子どもの自殺の動機は似ています
SNSを通じて知り合った、横浜市内の女子中学生の自殺を手助けしたとして会社員が逮捕されました。数日前にも同じように自殺願望の女性がSNSを通じて知り合い、命を落とす結果となりました。
4年ほど前に、不登校になった子どもに、不登校になった理由について日本財団が調査した結果が示されました。
不登校傾向にある子どもは、「人間関係の悩み」と同じくらいに「学業不振」が不登校の要因となっていることが調査結果からわかりました。
学校に行きたくないのは友達との関係がうまくいかないだけではないのです。
「学校の勉強がわからない。」
これも不登校の原因の一つなのです。
さて、自殺予防教育に関するヒアリング資料を見ると、自殺の原因としてあげられている中に、「人間関係の悩み」だけでなく「学業不振」が示されています。
数値としては「学業不振」は約15%となっています。
【第5回自殺総合対策の推進に関する有識者会議(ヒアリング資料) 2021.12.6】
https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000862055.pdf
校長としては、データを元に不登校や自殺の理由を示し、「安心な学級」をつくることはもとより「わかる喜び、できる喜びを味わえる学び」も重要であることを先生達に理解してもらう必要があります。