コミュニケーションの過ちがデザインに影響!
デザイン制作する上でコミュニケーションは重要です。
特にヒアリング(聞く耳を立てる)が大事!
ヒアリングをする上でのありがちな失敗例をいくつか挙げてみます。
失敗例)
・相手の話を引き出せない
・ヒアリング内容が定まっていない
・相手に耳を傾けない
・課題は何ですかとストレートに聞く
・機械的に質問攻め
・知ったかぶりをする
・相手の話しを理解できていないのにそのままにする
など沢山あります。
ヒアリングはデザイン制作する上で大切ですが、
「人」対「人」とのコミュニケーションをすることが大切です。
「人」対「人」とのコミュニケーション?
自分が思うに
相手の話を全身全霊で聞くことから始まると言う事です。
デザインオーダーをして頂けている訳なので
相手の話を聞く事がとても大事なのです。
今回のデザインは「カッコよくしてほしい」「シンプルにしてほしい」、、、。
このような抽象的なご依頼だとしてもです。
・言葉の発し方(話し方)
・ニュアンス
・表情
これら全てを全身全霊で感じることが大事です。
聞く耳を立てることに全集中することで
抽象的な「カッコよくしてほしい」という内容に見え隠れしている
思いが見えてくる場合があります。
また、ボソッと小さな声で言った言葉(例「力強さ、、、」)まで聞いている時もあります。
自身の場合、
ご提案をする機会も多く、提案となると自分が話す内容が多い状況に
なる事が多いので、相手が話すときの内容は特に聞く耳を立てるに集中しています。
ここまでで
「コミュニケーションの過ちという内容は出てきていないぞ!」
と思う方もいるかと思いますが、出てきているのです。
全身全霊で聞く事ができていなければ
コミュニケーションの過ちにつながっていると言うことです。
相手は聞いてくれるから話すのです。
向き合っているからボソッと言ったことまでも耳に入ってくるのです。
聞くから話が弾むのです。
ヒアリングシート(オーダーシート)的なものは
確かに必要なのかもしれないが、向き合う姿勢が大事!
では、実際にデザインへの影響は何なのか?
と言った具体例を挙げてみます。
デザインへの影響
・不明確なメッセージ
コミュニケーションの不明確さは、デザインが伝えようとするメッセージの理解を妨げます。
例えば、商品の広告が曖昧なコピーを使用すると、消費者が製品の利点や特長を正しく理解できなくなります。
「力強く」を商品の特長などに置き換えると
タフで〇〇な、、、!
最強な耐久性を、、、!
なコピーやビジュアル表現を再現できます。
・誤解を招くデザイン
コミュニケーションの過ちがあると、デザインが誤解を招く可能性があります。
例えば、ユーザーが意図した方法とは異なる方法でアイコンを解釈する場合、
UIデザインが混乱を引き起こす可能性もあります。
・ユーザーの混乱
不適切なコミュニケーションは、ユーザーに混乱を引き起こす。
例えば、WEBサイトのナビゲーションが不明瞭であると、ユーザーが目的のページに到達する事ができないかもしれません。
・信頼性の欠如
不明確な情報や誤解を招くコミュニケーションは、製品やブランドの信頼性を損なう可能性があります。
例えば、過大広告や誤った主張が含まれる広告は、消費者の信頼を失うことだってあります。
・ブランドのイメージの損傷
コミュニケーションの過ちがあると、ブランドのイメージが損なわれる可能性があります。
例えば、お客様の声、購入者コメントの内容を軽率でヒアリングしていると
企業のブランドイメージを傷つけることがあります。
・効果的なコールトゥアクションの不足
コミュニケーションの過ちがあると、デザインが効果的なコールトゥアクション(CTA)を提供できない可能性があります。
これにより、ユーザーが望ましいアクションを取らない可能性が高まります。
・不適切なターゲット
コミュニケーションの誤解や不適切さは、誤ったターゲット層にメッセージが届く可能性があります。
デザインが間違った人々にアピールすると、効果的な結果が得られないかもしれません。
・ブランドの一貫性の喪失
コミュニケーションの過ちがあると、ブランドの一貫性が失われる可能性があります。
例えば、異なるチャネルやメディアで異なるメッセージが伝えられると、ブランドの統一性が損なわれる可能性があります。
・法的な問題の引き起こし
コミュニケーションの誤解は、法的な問題を引き起こす可能性があります。
虚偽広告や誤った主張は、景表法違反と見なされる可能性があります。
・ブランドの信頼性の低下
コミュニケーションの過ちは、ブランドの信頼性が低下する可能性があります。
顧客が不正確な情報や混乱を招くコミュニケーションに遭遇すると、ブランドに対する信頼が失われる可能性が高まります。
・まとめ
デザインを制作する上では
クライアントの製品やサービス内容を正確に理解する必要があり、
理解できていない状態で、コピーライティングしたり、ビジュアル表現をした場合、伝えたい情報が伝わるデザインにならなくなってしまうのです。
そうならないためにも、曖昧なコミュニケーションではなく、明瞭で正確な情報を
ヒアリングする事が大切です。