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自分のための生き活!人生の総括と未来



仕事や家事で、忙しい毎日。

自分のしたいことはできているか?
これからの人生でやりたいことってなんだろう?と、考えることがあります。
50代の方だと、職場での定年なども近づき、その後の働き方を考えることが増えているのではないでしょうか。

先日、生前整理アドバイザー準一級の認定証が届きました。
生前整理という言葉から、遺産のことや死を連想するので敬遠する方も多いかもしれません。
親の家の片付けと考えるだけでも、うんざりする人も。

生前整理とは、自分が死んでから家族が困らないための覚書の役割だけではなく、自分のための生き活でもあります。
例えば、今している仕事以外でずっとしてみたかったこと、時間ができたら取り組みたいと思っていたことや行ってみたい場所などを思い浮かべたり。
片付けたいと思っていること、普段は照れくさくて言えないけど、本当は伝えたい家族への気持ちなど。
そういった自分と向き合うのが生前整理です。

重い重圧や忙しさで自分の気持ちに蓋をしてなかなかやりたいことなど浮かばないかもしれません。
いろいろな呼び方がありますが、市販されているものの多くはエンディングノートとかエターナルノートと呼ばれています。
数種類しか見たことはありませんが、どれも似た内容が網羅されています。
ノートにそって、生まれた時、小学生の頃などを思い出しながら、その頃流行していたもの、自分が夢中だったことなどを思い出していくと、本来の自分が見え、人生を振り返ることにつながります。

エンディングノートと呼ばれるこうしたノートは、自分が死んだあとの家族のために書くものという認識が強く、縁起でもないと思われることもあります。
過去の振り返りと今後の生き方を考えるきっかけになるので、自分のために書き、その延長戦上に家族へのメッセージと考えると書きやすくなるのではないでしょうか。

生前整理アドバイザーの講習で、講師や他の受講者の方と情報交換の際に、エンディングノートを配布している自治体が増えていることを知りました。
また、医療機関で配布しているところもあり、患者さん本人と家族、医療者が1冊のノートを通して患者さんの思いを共有できるようにしているということを知りました。

私の周りやnote内でも、何かあったときのために、自分の親にエンディングノートを書いて欲しいと思っているがなかなか切り出せないという現実があります。

そのための一歩として、まずは自分で書く。
親に対しては、ノートに沿ってインタビューするのもいいかもしれません。
「小さい頃に何が流行していた?」「どんな学生生活だった?」「旅行で行きたいところは?」などなど。
親の気持ちはなかなか聞き出せなかったりします。
こうした話から、本当に確認しておきたいことなどに近づくことができるのではないでしょうか。



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