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「旅の準備」読書から〜青森

旅の準備。
旅行先が決まったら、旅先に関する本を読む。
準備はそこから始まる。

まずは、その土地に関する本を調べる。
インターネットで、『〇〇県に関する小説』『〇〇県に関する本』などと入力して検索する。
あまり詳しく設定せず、ざっくりと検索する。
その中で興味が湧いたものを数冊読む。

もちろん、観光名所や名産品について詳しく書いてある専門書もいい。
ネットやSNSで観光名所について、検索すると詳しく知ることができる。
ただ、いくつもの似たような情報や偏った情報が集まってくることがある。

旅先に関する小説やフィクションなどを読むことで、ガイドブックや名所案内には載っていない歴史や作り手の苦労、観光名所や歴史的建造物に関することも、違う視点や思わぬ背景を知ることができる。
その街の雰囲気や空気感を味わい、行ったことのない街をイメージすることもできる。
その土地ならではの取り組みや抱えている問題を知る場合もある。

本を読んでいると、情景が浮ぶ。
その景色を自分の目で確かめてこよう、これは食べに行こうと旅のスケジュールに組み込んでいくことが多い。

ちなみに、今年は青森県に行った。
行く前に読んだのは、ノンフィクションで、リンゴ農家 木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」森沢明夫さんの青森三部作を読んだ。

「奇跡のリンゴ」を読んだあと、木村さんのリンゴをどうしても食べたくてしょうがなくなった。本を読んでリンゴをこれほど食べたくなるとは思ってもいなかった。
木村さんのリンゴは、通常の流通では食べることができない。
それでも一度口にしたいと思い、木村さんのリンゴを使った料理を提供している、弘前市のレストラン山崎で食事をとるという計画を立て、実行した。
(なかでも、奇跡のリンゴスープは、言葉に尽くせないほどの美味しさであった。)

森沢明夫さんの青森三部作
『津軽百年食堂』『青森ドロップキッカーズ』『ライアの祈り』
弘前公園の桜の木、弘前城から見る岩木山。
代々続く老舗のお店。歴史と現代が融合した街並みを見て、小説の世界観のようであった。

本の中でイメージしていたものを旅で実体験する。
本を読んで、予習しているような、少し先取りしたような。
旅の準備は読書から始まる。

※旅行に持っていく本については、過去記事からどうぞ↓



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