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めがね
めがねをかけているはしです。
他人のめがねに興味が湧いて、じっとみてしまいます。
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私のめがねの話。
子どもの頃、テレビを見る姿勢でいつも叱られていました。
そんな私を救ってくれたのは、めがねでした。
私が小さい頃、左目を下にした状態で、
ソファのひじ掛けに顔をのせてテレビをみていました。
「まっすぐに座りなさい」と、いつも親に注意されていました。
叱られたら、姿勢は正しますが、左目はつぶります。
ウインクしているような感じです。
すると、「普通に見なさい」と、また叱られました。
この行動は、自分ではよくわからず、
自然にしていたようですが、叱られたことは覚えています。
小学校に入ったときの身体検査で、左右の視力に大きな差があることがわかりました。
左目の視力がとても悪かったのです。
テレビをみるときに、ウインクしていたのは、左目が見えにくかったせいだったと、ようやく親も私自身も気づきました。
きっと、もっと小さい時から見えにくかったせいで、
見えにくいことに、気づかなかったのではないかと思います。
親からも「だから、テレビを変な見方してたんだね」と、言われました。
こどもながらに、
(そうだ、そうだ。私のせいじゃないんだ。目のせいなんだ。急におかあさんが優しくなったぞ)なんて、思っていました。
40年以上前なので、こども用のめがねは種類も少なくて。
いくつかの中からなんとなく薄いピンクがかったものを、選びました。
赤やピンクより、青や水色がすきな子供だったのでいやいやでした。
フレームは好きではないものの、自分の目にあっためがねをかけると、
今までと違って、
「スッキリはっきりと見える」と、
感じたのを覚えています。
めがねをかけるようになって、
片目を瞑ることなく、
ソファに頭をのせることもなく、
テレビをみたり、本を読んだりできています。
姿勢が悪いと叱られることもありません。
めがねに助けてもらいました。
今は、自分のこだわりのフレームを選んで、視力を補いながら、
おしゃれの一部として楽しんでいます。
めがねはすっかり体の一部になりました。
めがね、ありがとう
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