握力が強い人はうつ病になりにくい!?
握力が強い人はうつ病になりにくい!?
あなたは握力が強いですか?
握力というと、スポーツや仕事に関係すると思われがちですが、実は握力は私たちの健康や幸せにも大きく影響するのです。
握力が強いと、モテる、頭が良い、病気になりにくいなど、様々なメリットがあります。
しかし、握力はもっと別のこととも関係しています。
それは、メンタルです。
握力が強い人は、うつ病になりにくいです。
逆に、握力が弱い人は、うつ病のリスクが高くなります。
バレンシア大学が行った研究を紹介します。
・握力とメンタルの関係
ヨーロッパとイスラエルの24ヶ国に住む50歳以上の115,601人を対象にしました。
平均年齢は64.3歳で、追跡期間の中央値は7.3年でした。
握力のほかに、BMI、運動量、喫煙、結婚、慢性疾患、果物と野菜の摂取量、メンタルなどのデータを分析しました。
その結果、握力が弱い人ほど、うつ病のリスクが高くなることが分かりました。
握力が強い人は、メンタルが安定しています。
握力が弱い人は、メンタルが不安定になりやすいです。
握力は、私たちの心の状態を反映しているのです。
・なぜ握力がメンタルに影響するのか?
では、なぜ握力がメンタルに影響するのでしょうか?
いくつかの可能性が考えられます。
一つは、握力が強いということは、筋肉量が多い。
筋肉量が多いと、血糖値や血圧が安定しやすく、炎症やストレスホルモンのレベルが低くなります。
一つは、握力が強いということは、運動習慣がある。
運動は、脳内の神経伝達物質や神経新生を促進し、気分を良くします。また、運動は、自己効力感や自尊心を高め、社会的なつながりを増やします。
さらに、握力が強いということは、自分の身体に自信がある。
自分の身体に自信があると、自分の価値や能力にも自信が持てます。自信があると、ポジティブな思考や行動が増えます。
これらの要因によって、うつ病に有効だと考えられます。
・握力を鍛える方法
手のひらをギュッと閉じて、開く、を繰り返す。
これを何度も行うだけで、握力が向上します。時間も場所も問いませんし、簡単にできます。
思い立ったら鍛えましょう。
他にも、複数の本を重ねて指で掴むのもいいです。重い本を指で掴むと、握力が鍛えられます。本の枚数や重さを調整して、自分に合ったレベルで挑戦しましょう。
ハンドグリップやパワーボールなどの道具を使うのもいいです。
これらは、握力のトレーニングに特化しています。手軽に使えて、効果も高いです。自分の好きなタイプや強度を選んで、握力のトレーニングをしましょう。
隙間時間を見つけて、握力を鍛えましょう。
握力を鍛えることは、メンタルを鍛えることです。
メンタルを鍛えることは、健康や幸せにつながります。
・握力の目標値
握力を鍛えれば、鍛えるだけうつ病のリスクが下がる、ということはありません。
握力には、メンタルに最適な目標値があります。
それは、男性は40kg、女性は27kgです。
この数値は、研究で出てきたものです。握力がこの数値に達すると、うつ病のリスクが最も低くなります。しかし、これ以上になっても、リスクがさらに低下することはありません。
なので、ひとまず男性は40kg、女性は27kgを目標にするといいでしょう。
この数値は、達成が難しいものではありません。
握力トレーニングを続けていれば、すぐに達成できます。
是非、握力を鍛えて、心身共に健康な生活を送りましょう。