屋内と屋外、どちらで運動するべき？

屋内と屋外、どちらで運動するべき？

運動は健康にいいですが、皆さんはどこで運動をしていますか？
屋内ですか、それとも屋外ですか？
実は、運動の効果は場所によって異なる可能性があるのです。

◆ 屋内運動のメリットとは？

屋内では天候に左右されず、常に一定の環境で運動ができます。
これにより、日々の運動ルーティンを崩さずに続けることができます。
また、トレーニングマシンなどを活用することで、特定の筋肉を効果的に鍛えることが可能です。こうした環境の安定性が、脳にとって良い影響を与えているのかもしれません。

◆ 屋外運動の魅力とは？

一方で、屋外での運動には太陽の光を浴びるという大きなメリットがあります。
太陽光を浴びることで、体内のビタミンD生成が促進され、精神的な健康にも寄与します。さらに、自然の風に当たることで、気分がリフレッシュされ、脳にも良い影響を与える可能性があります。

◆ 屋内と屋外の運動、どちらが効果的？

カナダのビクトリア大学が行った研究によると、屋内と屋外での運動の効果には明確な違いがあることがわかりました。
この研究では、30人の大学生を対象に、屋内と屋外でそれぞれ15分間のウォーキングを行ってもらい、その後に認知機能や脳波を測定しました。

結果、屋外でのウォーキングを行った後、認知機能がより高まることが確認されました。

具体的には、注意力や記憶力、意思決定プロセスと関連があるP300という脳波が、屋外での運動後に増加することが分かりました。

◆ まとめ：屋内と屋外を上手に使い分ける

屋内での運動も決して無意味ではありません。
屋内の運動は反応時間の向上に寄与し、天候に左右されず快適に続けることができます。
ですので、短時間の運動であれば屋外を選び、天候や時間の制約がある場合は屋内での運動を選ぶなど、状況に応じて使い分けるのが理想的です。

あなたも、次回の運動ではぜひ屋外を試してみてはいかがでしょうか？

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参考文献
Exercising is good for the brain but exercising outside is potentially better
https://www.nature.com/articles/s41598-022-26093-2