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悲報・自動思考・反芻思考・ぐるぐる思考・が発生するメカニズムをぱかたりくんが解説してまう
ヴェーダーンタが解き明かす自動思考・反芻思考・ぐるぐる思考のメカニズム
生起する自動思考・反芻思考・ぐるぐる思考のメカニズムを、ヴェーダーンタの見地から解明・解説でけたらえーにゃー...
快・不快の残存印象が時間を作り出し、内的心理器官の誤作動によって自動的な思考パターンが生じる。
ヴェーダーンタの見地において、これらの現象は 無明(アヴィディヤー) に根ざすと考えられる。
無明とは、真実を知らないこと、特に自己の本質(アートマン)と、現象世界の真実(ブラフマン)についての無知である。
無明とアンタッカラーナ(内的心理器官)
ヴェーダーンタでは、私たち人間(ぱかたりくんたち पकतारिकुन्तचि )は アンタッカラーナ という内的心理器官を通して世界を認識し、経験すると考える。
アンタッカラーナは、マナス(意)、ブッディ(知性)、アハムカーラ(我執・自我意識)、チッタ(心素・記憶) の四つから構成される。
このアンタッカラーナは 無明という誤った付託 によって作動している。無明によって、私たちは本来真我(アートマン)である自己を、肉体やアンタッカラーナと完全に同一視してしまう。
この 誤った自己認識 が、自動思考・反芻思考・ぐるぐる思考の根本原因そのものである。
残存印象(サムスカーラ)と貪欲・嫌悪(ラガ・ドヴェーシャ)
知覚による 快・不快の残存印象、ヴェーダーンタでは、これは サムスカーラ(潜在印象)と呼ばれる。
サムスカーラは、過去の経験によって心に刻まれた印象であり、潜在的な傾向性や習慣を確実に作り出す。
上司からの叱責等の経験は 不快のサムスカーラ として心に刻まれる。このサムスカーラは、類似の状況に遭遇した際、自動的に 嫌悪(ドヴェーシャ) の感情を生み出す。
一方で、賞賛等への期待は 貪欲(ラガ) の表れであり、快楽への執着を明白に示す。
ヴェーダーンタでは、ラガ(貪欲) と ドヴェーシャ(嫌悪) を 煩悩(クレーシャ) と呼び、苦しみの根源そのものと考える。これらの煩悩は無明から生じ、サムスカーラを増幅させ、思考を特定のパターンに強固に固定化する。
自動思考・反芻思考・ぐるぐる思考のメカニズム
ヴェーダーンタの見地から、自動思考・反芻思考・ぐるぐる思考が生起するメカニズムは以下の通りである。
自動思考:
過去の経験によって蓄積された サムスカーラ が、無意識的に思考パターンを形成する。
何かを知覚した際、マナスが情報を伝達し、アハムカーラが過去のサムスカーラと照合して 自動的に解釈 を行う。
「私の上司はわからずやでアホだ」等といった思考は、過去の経験から形成されたサムスカーラに基づいた自動的な反応である。
この自動思考は、真我(アートマン)からの純粋な認識ではなく、無明と自我意識(アハムカーラ)に完全に歪められた認識に他ならない。
反芻思考:
不快な経験(師からの叱責等)による ネガティブなサムスカーラ が強化されると、その経験を繰り返し思い返す 反芻思考 が生じる。
これは、嫌悪(ドヴェーシャ) の感情が過去の経験に強烈に執着し、決して解放されないために起こる。「なぜあんなに怒るのか」「ひどい誤解だ」等といった思考が繰り返し現れるのは、ドヴェーシャがサムスカーラを活性化し続けるからに他ならない。
反芻思考は、過去の 苦痛な記憶に囚われ 、現在と未来をネガティブな色で完全に染め上げてしまう。
ぐるぐる思考:
貪欲(ラガ)と嫌悪(ドヴェーシャ)に基づいた思考により、堂々巡りのぐるぐる思考に陥る。
例えば、「今度こそ賞賛を得たい」という貪欲と、「また叱責されたら嫌だ」という嫌悪が混ざり合うと、「同僚が悪いのだ」「上司が頑固すぎるのだ」といった思考が 延々とループする。
これは、思考が自我中心であり、真理に基づかないため、本質的な解決策に決して辿り着けないために起こる現象である。
時間の概念と未来への不安
残存印象と貪欲・嫌悪 が 未来という時間 を作り出す必要性を生じさせる。
ヴェーダーンタでは、時間 は マーヤー( 夢幻 ) の産物とする。真実の世界は永遠であり、時間の制約を一切受けない。
しかし、無明によって自我意識に囚われた私たちぱかたりくんたちपकतारिकुन्तचि は、過去のサムスカーラに基づいて未来を予測し、未来への期待と不安 を常に抱く。
「今度こそ」という期待や「また同じ失敗をするのではないか」という不安は、過去の経験から未来を予測しようとする自我の働きそのものである。
死と生まれ変わりの例も、同様のメカニズムで明確に説明可能である。死に際に抱く残存印象と、それに対する貪欲・嫌悪が、来世への願望とカルマによる方向性を決定づける。
サンサーラ(輪廻転生)は、無明とカルマの法則によって 無限に繰り返されるプロセスである。
解脱への道
ヴェーダーンタでは、自動思考・反芻思考・ぐるぐる思考から解放されるためには、無明を克服し、真我(アートマン)を 実現する以外に道はない。そのためには、以下の実践が不可欠である。
ジュニャーナヨーガ( ज्ञान योग ):知識のヨーガ
ヴェーダーンタの学習を通して、真理の知識 ( ज्ञान , ジュニャーナ) を徹底的に深める。
自己探求(アートマ・ヴィチャーラ)によって、真我の本質を直接的に、そして確実に理解する。
カルマヨーガ( कर्म योग ):行為のヨーガ
利己的な動機を一切持たない行為(ニシュカマ・カルマ)を通して、自我意識を根源から浄化する。
他者への奉仕や義務の履行を通じて、自我中心的な思考パターンからの完全な脱却を現実のものとする。
バクティヨーガ( भक्ति योग ):信愛のヨーガ
神 या 絶対なる存在への純粋な愛と献身を通して、自我を超えた源泉に心を完全に方向付ける。
心を純粋かつ平静に保ち、煩悩を根絶する。
ラージャヨーガ( राज योग ):瞑想のヨーガ
瞑想を通して、心を絶対的に静寂ならしめ、集中力を極限まで高める。
チッタ(心素)に蓄積されたサムスカーラを完全に浄化し、心の純粋性と平穏を完全に、そして永遠に取り戻す。
これらのヨーガの実践を通して無明を確実に克服し、真我に到達することで、自動思考・反芻思考・ぐるぐる思考に一切縛られない、完全なる自由と永遠の平安な境地に至ることは間違いない。
これらの文章は、ヴェーダーンタ哲学の核心概念を理解するための極めて有効な入り口であるといーにゃー...とか思うますた
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