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『秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅』

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2022年8中旬から9月中旬までおよそ1か月、私はジョージアを中心にヨーロッパを旅してきました。 フランス、ベルギー、オランダ、ジョージア・アルメニアを訪れた旅。 その最大の目的…
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#海外旅行

ノアの方舟の聖地アララト山を一望できるおすすめスポット!ホルウィラップ修道院を訪…

アルメニア滞在3日目はあのノアの方舟が漂着したとされる、『旧約聖書』の聖地アララト山に向…

アルメニアの山奥に佇むマトサヴァンク修道院の圧倒的な廃墟感!時が止まった姿に言葉…

アルメニア滞在二日目。 この日は朝から山道を走り、マトサヴァンク修道院を目指す。 マトサ…

アルメニアの世界遺産ハフパッド修道院へ~時が止まったかのような不思議な空間に驚く

アルメニアで私が最初に訪れたのはハフパット修道院という場所。 とんでもない山の上にぽつん…

ジョージアから隣国アルメニアへ~ノアの箱舟の聖地アララト山や独特な歴史を持った教…

前回の記事ではスターリンの生地ゴリの町を紹介した。 そしてこれからジョージア滞在最大の目…

スターリンの生まれ故郷ジョージアのゴリへ~スターリン博物館で旧ソ連の雰囲気を感じ…

私がジョージアにやって来たのはトルストイを学ぶためであることを以前の記事でお話しした。 …

トビリシからジョージアの古都ムツヘタへ~「聖母子像」ならぬ「聖父子像」のフレスコ…

2022年8月、私は首都トビリシからジョージアの古都ムツヘタに立ち寄った。 まず私が訪れ…

いざジョージアの首都トビリシへ~精神性を感じる美しき教会に感動

オランダでフェルメールを堪能した私は、いよいよアムステルダムからジョージアの首都トビリシへ向かう飛行機に搭乗した。いよいよこの旅のメインディッシュが始まるのだ。 さて、ここまで『秋に記す夏の印象』を読んで下さっている皆さんもきっと一度はこう思ったことがあるのではないだろうか。 「ジョージアってどこ?」と。 そう、日本にいてもなかなか話題に上ることもないジョージア。 私が「今度ジョージアに行ってきます」と言うと、たいていの方は「アメリカの?」と返す。 たしかにジョージ

フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』のオリジナルが素晴らしすぎた件について

前回の記事「フェルメールの至高の風景画『デルフトの眺望』をマウリッツハイス美術館で堪能!…

あのフェルメールと同じ年に同じ町で生まれた偉人レーウェンフック!顕微鏡で微生物を…

はじめに前回の記事でフェルメールの故郷についてご紹介しました。 そしてこの記事の中で紹…

フェルメールの故郷デルフトを訪ねて~ゆかりの地をご紹介!

はじめにフランス、ベルギーを経て私はいよいよオランダにまでたどり着いた。 私がオランダ…

ユゴーが『レ・ミゼラブル』完成のために訪れたワーテルローの古戦場の大きな意味とは

パリからオランダに向けて出発した私はその途中、ベルギーのワーテルローという地に立ち寄りま…

パリ滞在を終えてドストエフスキーに思う~なぜラスコーリニコフはラスティニャックに…

一週間ほど滞在したパリでの日程もいよいよ終わりを迎える。 『秋に記す夏の印象』ということ…

モネの『印象・日の出』は立体⁉パリで私の1番好きな絵画!パリのマルモッタン・モネ…

マルモッタン・モネ美術館はパリの西側にあり、ブローニュの森のすぐ近くだ。以前紹介したバル…

ルーブル美術館の『サモトラケのニケ』が美しすぎた件について

前回の記事ではルーブル美術館でプッサンやクロード・ロランと出会ったお話をした。 そして今回はルーブルの至宝『サモトラケのニケ』についてお話ししていきたいと思う。 この作品は彫刻エリアに入って割とすぐの段階で出会うことになる。しかも『モナ・リザ』などがある絵画エリアに向かう際に確実に通るであろう非常に目立つ場所に展示されているのでまず見逃すことはないはずだ。 恥ずかしながら私はルーブルに来るまでこの作品のことをほとんど知らなかった。前回の記事でも少し述べたが、この彫刻にも