まずはの一手
今でも不安感に襲われる時がある。
私の場合トリガーとなるのは、金銭面のことを考えると『それ』がやってくる確率が非常に高い。
お金のことや将来のこと、考えも仕方がない、予期不安というやつ。
未来のことは誰にも分からない。
何も分からない。
だからいま考えても無意味。
そう思ってはみても、不安を感じることは止められない。
それを止める方法は、私の場合、まずは寝てしまうことだ。
いわゆる寝逃げというやつ。
もう考えたくない。
何も考えたくない。
何も考えたくない。
何も考えたくない。
某ユーチューバ―さんの睡眠用ラジオを聴きながら、眠りに落ちるまで布団の中で丸まる。
不安障害や鬱症状を抱えた人に、寝逃げが有効かは知らない。
というか、良い方法ではないと思う。
ただ私には、一時避難措置として効く。
とりあえず寝て起きたら少しだけ、本当にほんの少しだけ、頭の中が軽くなるからだ。
そうやって、ぐるぐる思考を一時的にも止めることができたら、まずは出来ることからするようにしている。
例えば、寝起きでシパシパする眼に、目薬をさすところからスタート。
次に、寝返りをうつ。
布団の中で背伸びをする。
手首足首を回して、起き上がる準備をする。
こんな感じ。
寝逃げで何とかぐるぐる思考を止めることができ、動きだすことができるエネルギーが少し溜まったら、こうやってちょっとずつ動き出してみる感じ。
結局のところ、不安を打ち消す特効薬って『行動』することのように思う。
だけど行動するに至るまでに持っていくことが難しいよね。
だから私の場合『寝逃げ』は、行動することができるエネルギーすら無い時のための、まずはの一手。
布団の中に逃げているようにみせかけて、実は、動き出すための準備運動みたいなものだと、自分ではそう思うようにしている。