八坂隆(Takasi.Yasaka)
日記のようなもの
幼い心が描く赤裸々な日記
怒られなかった。 父は、放置。 母は、かわいがってくれた。 命を、粗末にされたんですね? それは、悲しかったでしょう。 だって、いつどこにいても、お母さんがついてるわけじゃない。 こわい。 こわいよお母さん。 どこなのお母さん。 どうしたらいいの? なにが正解なの? かんぺきってどれなの? おしえてよ。 コラ‼︎ 危ないでしょ‼︎ なんでおこるの? こわいよ。 お母さん。 あのね? 話してもいい? うん。 ごめんね。傷つけるようなこと言って
さむいのきらい。 むかつく。 イライラする。 だってさむいもん。 つめたいもん。 鼻水でるもん。 お鼻が痛いもん。 さむいからいやだもん。 くしゃみでるもん。 手がつめたいもん。 お水も冷たいもん。 あったかいのがいいんだもん。
川に流れる落ち葉。 鮮やかな。 黄色と茶色と。 そんな葉っぱの上で小人たちは踊る。 葉っぱが波に揺られて踊るように。
君たちは、止まることを知らない。 留まることを知らない。 電車に揺られて、立っているだけで、面白い格好で寝る人だなとか、旅行かなとか、何しに来てるんだろうという格好の人とか、いろんな人がいて、いつのまにか、考えさせられてる。 私はどうみられているんだろう。 すでに半袖を卒業して、長袖モードだけれど、あの人は寒くないんだろうか。 優先席にしてはわかりづらくないかという色合いの席もあるけれど、どうなんだろうかとか。 なんてことのない日常の中で、想いが重なっては重なりす
最初からいなかった。 そこにいないようなものじゃないか。 消えてしまいそうだ。 そもそも消えてるのかもしれない。 いつだって私を見つめる大切な何かはなかった。 気持ちが、僕自身が 大切にされる感覚が 消えてしまいそうなほど儚くて、 その脆さの中で彷徨い続ける苦痛。 苦痛に悶えることしかできずに、 嘆くこともできずに、 支えられることもなく、 ボロボロになることしかできず、 それでもなお、 支えはなく、 ただ、 体と心を溶かすような 冷え切った
ありがとう。 大好きな人のために、懸命に生きてくれてありがとう。 生きがいのために、生きてくれてありがとう。 いつもありがとう。
とめどなく、溢れてくる。 なんでもない気持ちがあふれてくる。 何があるのかないのか。 そんなものあるのかないのか。 そんなこと知らないけど、落ち着かない、 なんなの。 イライラすらしない。 ムカムカすらしない。 なんなの。 いつもの暇なのに。 ほんと嫌になりそう。 ただうずくまっていたい。 冷え切った心を温めるために。 ぬくもりが届かない。 こんなにも求めてるのに。 なんでこんな遠くにあるんだろう。 気のせいなのに。 止めてほしいとも思わない
さびしい。 さみしい。 何かを掴んでいたい。 ぬくもりを感じていたい。 静かにしていたい。 誰かにいてほしい。 その人にいてほしい。 誰かじゃなくて、その人にいてほしい。 ひとりの時間は当たり前なのに。 いつも通りなのに。 なんでこんなに違うの。 いつもの雨なのに。 いつもの風なのに。 いつもの夜なのに。 何も変わらないのに。 さびしい。 さみしい。 さみしいな。
無職ってわけじゃないの。 色がないって意味。 みんな、肌を見れば自分だってわかるじゃない? 私、わかんないの。 色ないし、透明だから。 私からは、みえないの。 あなたからなら、見えたりする? 私の、色。 私の、こと。 私には、私が見えないの。 言ってくれても、気が付かないことが多いわ。 それって、私のことだったんだ。 いつものこと。 あなたは何色をしているの? 私は、無色透明。
誰に対しても、恋をしてるんじゃないかと思う。 誰と別れてみても、恋してたのかなって思う。 なんでかなって思う。 どうしてかなって思う。 きっと、恋しいんだと思う。 恋って、恋しいってことだと思う。 恋しいことが恋なら、 家族を想う気持ちも、 別れを惜しむ気持ちも、 好きな人に会いたい気持ちも、 みんな恋。 さあこい。
大変お世話になりました。 数々の事件を起こしながらも、素晴らしいチームワークで支えてくださりまして、ありがとうございました。 私のような、幼い子どもを抱えてくださり、ありがとうございました。 気づいていながら、手を出せない時に、わかっていながら嫌なことムカつくことをさせてくださり、ありがとうございました。 先生方は、いつだって先生です。いつまでも先生です。どこまでも先生です。 頭が上がりません。 何はともあれ、お世話になりました。 ありがとうございました。 お
支え合うこと、迷惑をかけること 支えてくれてありがとう。 あなたのおかげで今があります。 迷惑をかけてごめんなさい。 たくさん失敗しました。 たくさん負担をかけました。 ごめんなさい。 いいのよ。 なんだってお互い様なんだから。 これからも応援してるわ。 ありがとう。 ありがとうと、ごめんなさい。 支えてくれてありがとうと、迷惑をかけてごめんなさい。 両方なんだから、両方でいいんじゃない? 迷惑かけたってことは、支えてくれたってこと。 ごめんなさ
小川糸 『さようなら、私』 より。 ネタバレを込めて。 込み上がる想いも込めて。 『せかいでいちばんだいすきなおかあさんへ』 そう。 読者の私だって、だいすきだった。 とことん、大好きだった。 とんでもなく大好きだった。 おかあさんのこと以外、目に入りはしなかった。 いつも笑っていて欲しかった。 いつも元気でいてほしかった。 ちょっとでも負担になりたくなかった。 お荷物にはなりたくなかった。 怒らせて、大変な想いをさせたくなかった。 そうやって、口を閉ざして、
フランスパンってしょっぱいね! どこが? えー、しょっぱくない? パサパサで味しなくない? そのパサパサした外の方がしょっぱい。 …わかんないわ。ま、焼けば同じよ。 やだー。マーガリンきらい。 塗らないの? やだー。 ジャムにする?ピーナッツもあるよ。 ピーナッツきらーい。 スープにつけて食べる?それともハチミツにする? スープ! スープねー。今のうちに顔洗ってお洋服着て、おめかししてらっしゃい。 はーい。
あたしさぁ、やばくない? 大事なもの置き忘れて盗まれて警察に行ったけど通知来ないし。 そんなことより、 明日のことやろうと思って手帳広げたら、圧力鍋が火を止めろってピーピー鳴くから止めるじゃん? 何しようとしてたか忘れるじゃん? そのままご飯にするじゃん? お風呂入るじゃん? 眠くなるじゃん? 月曜から夜更かしするじゃん? 明日になるじゃん? もう寝ようってなるじゃん? 朝じゃん? 私らしいじゃないよ、もう‼︎‼︎ いやいやいや。 マジで大事な案件
眠くない。 大丈夫よ。 まだ昼前じゃないか。 大丈夫よ。 まだ寝る時間じゃない。 さっき起きたばかりじゃない。 眠くなんかない。 ゴミ捨てにも行ったじゃない。 ご飯も食べた。 眩しい日差しも浴びました。 だから眠くなんかない。 眠くないならそれでいいじゃない。 眠くない。 大丈夫よ。 ちょっと横になりたいだけ。 昼過ぎには出かけるよ。 大丈夫。 ちょっと横になるだけならいいんじゃない? 準備ならもうしてあるから。 大丈夫みたいね。 もう