いころ農園
20年以上手つかずの土地で、自然農をはじめました。
名付けて「いころ農園」です。
山からお水が常に流れ込んでくるすてきな場所です。
お水が少しずつ少しずつ、長い歳月をかけて土を運んできてくれて。
もともとは溜池で、今は半分以上が荒地ところどころ湿地状態になっています。
この土地を知る地元の方々からは「むずかしいよ」と言われましたが、大地のパワーを信じて、作物を植えてみました。
【5月12日(日)】
畑と言ったら、土を作って畝を立てて作物を植えるのが普通です。
でも、この土地が持つ力を信じてみよう!という信念のもと、土を軽く掘り起こして植え付けるだけのとてもシンプルなやり方。
もともとは完全に草に覆われた荒地状態。
その一部だけを掘り起こして、植えた様子です。
【5月23日(木)】
左が植え付け当初。右がちょっと育った様子。
表面はカラカラですが、土の中を水が移動してるようで、元気!
【5月27日(月)】
ズッキーニがつぼみをあげています。
苗の大きさに対して…かなりの大きさです。ちゃんと咲くかな?
山からのお水が常にしずかに流れ込む場所があります。
そこを、水汲み場として整備していってます。
ゴミを取り除きながら深く掘り下げたり、拡張したりして少しずつ。
この写真では見えにくいけど、小さな生き物が集まってきました。
この水場には、サワガニ、トノサマガエル、アカハライモリが住んでいます。
ここに集う小さな生き物たちと、水生植物の楽園を兼ねた水汲み場を作っていきたいな。
里山に息づく自然は、ほったらかしが「自然」なのではなくて、
自然と人の共存があって初めて成り立つものです。
それは活字や言葉では伝えきれない。
実際に経験して、肌で感じて、心で味わうことこそが一番の学び。
物心つくころから、山を駆け回って「自然」と共に育った野生児は、
野生児を増やしていきたいという思いがあります。
ここでも野生児の集い「いころイベント」を催せるようにしていきたい。