「心のスキマをお埋めします」と死霊が入ってくる前に②〜水の効用〜
この回の続きです。
古来から大切にされてきた精神的な叡智である「禊」とは自らの内側の根源的な余分なもの、ネガティヴなものを取り除くイメージです。
自らの心を清明な気持ちにしないと、いくら祓ったところで、またネガティヴな存在が引き寄せられてしまいます。
そのためには、自分の内側にある悪いイメージを捨て去り、徹底的に浄化をしていくことが大切ですが、人間という座標に生きる我々にとって「悪意」というものは湧いてでてきますから、それを取り除いていくことは簡単な作業ではありません。
しかし、それを出来ることから実践し「目指していく」だけでも人は開運していきます。
ここでの開運とは「ネガティヴなことに遭遇しづらくなる」ということです。
昔の人は運気の悪さが自らの生命を脅かすことをよく知っていたため、運気が悪いのであればその流れを断つ方法論を体験的によく知っていました。
それが現代にも残っている、しきたりと呼ばれるものや時節ごとの行事、儀礼、呪術です。
今となっては、意味もわからず形骸化しているものもありますが、大切だからこそ、実用的であるからこそ、現代になっても残っているのです。
今回からは、実際に私がネガティヴなイメージを取り除く際に、行なっている禊の行をいくつか端的にご紹介しますが
「禊」をより具体的にお話しすると、人間の血液の静脈のように、汚れたものが人間に付加された際に、これを根本的に綺麗にする所作の事を言います。
その汚れたイメージ、自らのネガティヴな想念を綺麗にするのに、まず古来から使われてきたのが「水」です。
「水に流す」という言葉がありますが、まぁそのままの意ですよね。笑
「滝行」なども水のパワーを使った古来から修験道などの体系でおこなわれてきた「禊」です。
ただ、そう簡単に行えるものではありませんし、なまじ素人が行うと怪我をする恐れもあるので、やりたい人がやればいいです。
では、もっと身近に我々が水を浸かってできる禊とは何かというと、やはりそれはシャワーです。
「え、シャワーなんか毎日浴びてるよ」と思うかもしれませんが、シャワーを浴びる際に当てるとよい霊的に重要な部位があります。
それは、首の後ろの部分です。ここに集中的にシャワーをあてます。
首の後ろには盆の窪と呼ばれる、霊的なものが出入りするツボがあり、ここをシャワー(水)を使って流してあげるのです。
そして、ここからがみそです、できることなら…1分間「冷水」で行ってください!
ヒャーーーー無理!と思われる方がほとんどだと思いますが
はじめは確かにきついのですが(笑)10秒もすると体の芯から暖かさがでてきて、次第に身体が慣れ、気持ちよくなってきます。
そして、このシャワーを浴びた後にはこの上ないスッキリ感が得られます。
スッキリさは、通常のお湯でシャワーを浴びた際と桁違いです。
できれば朝起きて、一日の初めにこれを行うと生産性が全く違ってくるでしょう。
もちろん、心身、とくに心臓に不調のある方は当たり前にお控えいただいた方がいいですが、特に心配のない方はぜひチャレンジしてみてください。
ではなぜ、禊には「水」が最適なのかですが、水はこの宇宙の万物において「霊的世界寄り」の物質だからです。
人の念といったような目に見えない、いわば霊的なものを綺麗にするのに、物質の中でも「あの世より」のものを使うことが適しているのだそうです。水にネガティヴな念を転写し流れていくイメージですね。
とかくちょっと自らのネガティヴイメージが心の埋めてしまっているときには、上記水シャワーを実践してみてください。首元から肩にかけて「スッキリした」という感覚が禊の始まりです。
また禊については掘り下げていきます。
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