王室御座船パレード 2024年10月27日写真日記
バンコクのチャオプラヤー川沿いの、正確には川と並行して走る道路の、昔ながらの食堂。
随分と古い映画のポスターが飾ってある。日本の仮面ライダーのポスターも。チャオプラヤー川で開催される王室御座船パレードを観に行く前の昼食。
開催3時間前。定位置に向かう御座船がちらほら見える。対岸の大きな建物はタイ最高峰の病院、王室関係者を診ることもできるシリラート病院。
タイ有数の大学、タマサート大学の食堂。王室御座船パレードを観に集まってきた人が時間を潰している。黄色は月曜日の色=現国王の生まれた曜日。
食堂内の日本食ブース。タマサート大学をもじってタマサト。お客はほかより少なめだった。
パレード開始。過去30年で撮影は6回目。以前は全てタイ海軍駐屯地内での取材。今回は一般人として観覧。
国王が乗るメインの御座船。漕ぎ手が同時にポール(櫂)を上げるタイミングに写真を撮らないと、カメラマン仲間から「下手」と言われる。
一応、国王夫妻が写っている。40年以上前に発売された古いレンズで撮ったので、解像度は低い。仕事での撮影ではないので、特に問題はない。
観客はぎゅうぎゅう詰め。ノーファインダー、モニターもほとんど見ずに撮ったので、水平が取れていない。雰囲気は出ているのでこれで良しとする。
王室御座船パレードは数年に一度、不定期に行われる。今年は6年ぶり。次回も多分、5~6年後。
取材でも一般での観覧も、待ち時間が長く、撮りづらいのは変わらない。御座船同士が前後に被るので、どうにもバランスの良い構図が取れない。
王室御座船パレードは1時間半でほどで終わる。王宮が近いので、最近できたらいい地下道を通って向かう。こんなのがあったなんて知らなかった。
時間が遅く、王宮は閉まっていた。王宮裏のワット・ポーへ。寝釈迦仏を10年以上ぶりに見る。
寝釈迦仏の足の裏。仏教の宇宙観を表しているらしいが、見てもよく分からない。密教的な雰囲気がある。
ワット・ポーを出てチャオプラヤー川の方に行ったら、パレードを終えた御座船が集まっていた。背景はワット・アルン(暁の寺)。
みんなが撮っているから、自分も何となく撮る。取材での撮影なら無視するシーン。
古いレンズで色収差がひどい。緑、黄緑、紫などの偽色が満載。実際には逆光の夕日だった。
自宅近所のボーイッシュな女の子、今日の運転役。彼氏ではなく、彼女がいる。すなわち、同性の関係。
帰りは、先のタマサート大学以上に優秀なチュラロンコン大学の裏手のバンタットーン通りで夕食。チュラ大生のためのレストラン街と化している。若者ばかり。
限りなく庶民的な盛り付けだが、限りなく美味かった。中身はビーフン、うどんというかラーメンというか。
タイ語と中国語が併記された看板ばかり目立つ。実際、中国語を話す外国人旅行者と何十人もすれ違う。日本人とすれ違うのは一ケタ。だから日本語の看板はいたって少数派。
こちらも有名なビーフン屋。看板を見れば分かるとおりの、黒ネコという店名。
帰りも近所のボーイッシュな女の子の運転。スピードはさほど出さないが、堂々としたハンドルさばき。