半沢直樹を見て無知な大学生がふと思ったこと
最近の楽しみは日曜夜9時から放送されている半沢直樹を見ることだ。
面白い。
銀行、証券会社の仕組みや「時間外取引」のような専門ワードをすべて理解できているわけではない。
だが正しいこと・正義を貫く主人公が不条理や理不尽といった大きな壁や敵に阻まれながらも、仲間と協力し最後は相手を打ち負かすという勧善懲悪がはっきりしている構成なので誰が見てもわかりやすいし、ハラハラドキドキ楽しめる。
堺雅人さんだけでなく、香川照之さんや市川猿之助さんをはじめとする歌舞伎役者など豪華キャストの演技にも注目が集まっている。
なかでも香川さん演じる大和田と市川さんが演じる伊佐山の迫真の演技の中で生まれる表情はSNS上で「顔芸」と呼ばれるほどである。
先週の放送回で内容に一区切りがつき、また新たな章が始まることもあり注目度はますます高まっている。
半沢直樹から自分が感じたこと
人によってこの作品の見方はさまざまである。銀行の内部事情が時代遅れであり一種の時代劇だといって見ている人。面白いから・キャストが好きだからといってみている人。スッキリできるから見る人。世の中で話題だからとりあえず追っている人。
僕も最初は世の中で流行っているからということで見始めハマった身だが、見ている中であるメッセージが含まれてる点があるのではと感じた。
それは半沢直樹は正しいことを「正しい」と改めて認識させてくれる。というところだ。
冒頭でも述べたが半沢直樹は正しいこと・正義を貫く主人公が不条理や理不尽といった大きな壁・敵に阻まれながらも、仲間と協力し最後は相手を打ち負かすという勧善懲悪がはっきりしている。終わり方としてはハッピーエンドに近いだろう。
しかし現実世界ではどうだろうか。
僕はまだ大学生なので社会がどのようなものなのかはまだ知らないが、おそらく半沢直樹のように最後に正義が勝つ!っということは少ないどろうし、仮にそうなったとしても、もっと険しく長い道なのでないか思う。
他のドラマも含め現実世界はドラマのように物事がうまく進むことはあまりないだろう。
ドラマは良くも悪くも「フィクション」であり「理想」なのだから。
しかしそんな「フィクション」でも、いや「フィクション」だからこそ正しい人や頑張っている人が最後に報われる世界があることを伝えることによって、現実世界で日々奮闘している人たちに元気や勇気、活力を与えているのではないかと思う。
自分も頑張ってみよう、まだ何か新しいことができるかもとしれないと視聴者に思わせることができる点においてテレビドラマってやっぱりいいなと感じた。
このようにドラマや映画などの映像作品の裏には製作者の思いが包含されていることが多いという。
今後はそれが何なのかを自分で考えながら作品を見ることも楽しみ方の1つになるのではないかなと感じた。
最後に先週の放送回で印象に残った言葉を載せて今回の投稿を締めさせていただきます。
世の中には勝ち組や負け組といった言葉が存在するが、どんな会社にいても、どんな仕事をしていても、自分の仕事にプライドを持って、日々奮闘し、達成感を得ている人のことを本当の勝ち組なんじゃないかと、俺は思う。
半沢直樹の3つの信念
①正しいことを正しいと言えること
②組織の常識が世間と一致していること
③ひたむきで誠実に働いたものがきちんと評価されること
引用 半沢直樹 第4話
著:松木
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