諦めない赤ちゃんから貰った勇気
最近息子がつかまり立ちをするようになりました。
今で7ヶ月なので、月齢としてはやや早い方だと思います。
最初はサポートしながらのつかまり立ちだったんですが、いつの間にか自分でつかまり立ちができるようになってきました。
我が家は息子用に、ウレタン製の柔らかい四方が囲まれたサークルマットがあり、普段はそこに掴まって立ち、キャッキャ言ってます。
そんなある日の夜の事、私は息子を寝かしつけていました。
我が家はマットレスに子供とそのまま一緒に寝ているのですが、ゴロンゴロン寝返りをしまくり落ち着きがないです。
何か気になるものを見つけるとロックオンをし、高速ハイハイで獲物へ一直線です。
何回も元の位置に戻していると、息子がハイハイの姿勢から壁に片手をくっつけ力を入れ始めました。
その後、膝をたぐり寄せ、膝立ちの姿勢になり、体を斜めに向け、勢いをつけて反対の手も壁にくっつけます。
膝立ちをして、両手が壁にくっついている姿勢になりました。
その様子を見守っていると、片方の手を少し高い位置に移動させ、膝を少し浮かせ始めます。
もう片方の手も更に高い位置に移動させ、体が徐々に浮き上がっていきます。
そして、みるみるうちに壁に手をついて立ち上がったのです。
ついに壁があれば立てるようになったか。そう思っていると、バランスを崩し、壁にゴンっと頭を打ってしまいました。
「おいおい!危ない!危ない!大丈夫?もう寝ようよ!」
息子を抱き抱え、撫で撫でをし、寝かしつけをはじめましたが、息子は諦めず、すぐさまに寝返りをして、また壁立ちに挑戦しはじめました。
「はぁはぁ。うううう、、、」
息子の息が荒くなり、唸り始めます。
「月齢的にはまだ早いんだからそんな必死に立とうとしないで寝ようよ。」
言葉がまだ通じない息子にそう投げかけますが、彼は止めようとしません。
小さな体を必死に駆使し、自分が一番バランスの取れる位置に足と手を移動させます。
今度はしっかりと壁立ちに成功し、二つの足でしっかりと立ちました。
この光景を見て、私は心を打たれました。
誰に言われた訳でもない、ただ立ちたいという目的の為に、痛い思いをしてでも必死に挑戦し続ける息子の姿を。(壁に頭は打っちゃいましたが、もちろん勢いよく倒れないようにすぐ助けれるようにはしています)
そんな息子を見て、赤ちゃんですら諦めずにチャレンジをするのだから、大人の俺が負けちゃいられないよな。そんな気持ちになれました。
人は挑戦を止めたときが、成長が止まる時だと思います。
そんな挑戦する勇気をありがとう!そして、さすがに危ないからもう寝ようね。
こうして私は息子を寝かしつけるのでした。