年子の兄弟の法則
年子。学年が1つ違いの兄弟についてです。
異性のきょうだいや、女の子の姉妹は含みません
男の子の年子の兄弟は、高確率でどちらか一方にストレスがかかります。
今まで見てきた子ども達。年子の兄弟の場合、どちらか一方が本人達にも大人達にもわからない原因不明のストレスを抱えている事が多かったです。
兄か弟、どちらかは決まっていません。
発達障害はないのに、パニックや癇癪を起こす兄の話。
母との話の中で、その子は「俺のストレスの90%は弟」と言っていました。
ゲーム依存症の弟。ゲームを取り上げると暴れるので、家族は彼のいいなりでした。
繊細な弟。毎日のように保健室に来室し、話をきいてほしがりました。同学年に不相応な甘えた気質。母子分離ができていない状態でした。
色々な事例をみてきましたが、
根本には愛着障害があるように思います。
年子の子育ては親としてとても大変かと思います。しかし、子ども達も大変です。愛着が形成される大事な幼少期に、ライバルが存在し、母の愛情を取り合う事になります。男の兄弟というのは、競争意識が強いので、とても自分と似た存在のライバルがとてもストレスになります。
年子の兄弟のお母さんに何人もお会いしましたが、みなさん一様に頑張り屋さんで、仕事も家事も両方頑張っているタイプでした。
とても愛着障害を生み出す関わりをしてるとは見てとれません。愛情はあるのですが、恐らく、ワンオペ育児で頑張ってこられた方達でしょう。
どんなにいいお母さんであっても
年子の兄弟の育児はかなりレベルが高く、高難度の育児です。
よほどの事情がない限りは、やめられた方がいいと思います。