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存亡の危機に立たされる酪農業 歴代政権の農政の抜本的な転換を迫っている

生乳の減産、乳牛の子牛の販売価格急落
輸入飼肥料や燃油などの高騰

 日本の酪農業が、まさに存亡の危機に立たされている。乳製品の在庫調整のための生乳の減産、輸入飼肥料や燃油などの高騰などから採算が急速に悪化、「搾れば搾るほど赤字が出る」酪農家の廃業ラッシュが全国規模で拡大、生産基盤が大きく揺らいでいる。酪農家戸数の減少率は、約14年ぶりの高水準。酪農家の“命綱”でもあった、乳牛の子牛の販売価格急落が、

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