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2023年10月号『ニューリーダー』

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2023年10月1日(日)10:00 更新です。
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#政治・社会

2023年10月号【目次】

ニューススクランブル

[再選ばっかり考えている]内閣改造って一体何?政策なんてどうでもいいんだ

女性閣僚過去最多に並ぶ5人というけれど 見えなんだよな、骨格は変わっていない 岸田文雄首相が支持回復を狙い、内閣改造・自民党役員人事を断行した。党執行部は焦点の茂木敏充幹事長と萩生田光一政調会長を続投させ、閣僚も松野博一官房長官、鈴木俊一財務相、西村康稔経済産業相、河野太郎デジタル担当相ら6人が留任、政権の骨格を維持。代わり映えのしない布陣という評価を避けようと、11人を初入閣させ、女性閣僚も過去最多に並ぶ5人と清新さを演出した。  しかし、初入閣組は派閥の意向を尊重した順

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「女性リーダー」vs「男性リーダー」危機に強いのはどちらか

コロナ対策は女性の方が迅速 リスクを回避し危機に強い 「ジェンダーギャップ指数」というデータがある。「女性活躍指数」などと訳され、よく紹介されているが、ご承知のように日本は世界でも最低クラスである。  経済参画、政治参画、健康、教育4分野の平均化指数で男性活躍に対する女性活躍の割合を示し、「1」が完全平等で「0」が完全不平等であり、ほぼ「1」に近いアイスランドのような国もある。そうした中で日本の指数は146カ国中125位だ(表1)。  世界と比較していかに日本の女性の地

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【政治】自民に擦り寄る玉木氏、維新別働隊の前原氏 自民の草刈り場に「国民民主党」は持つのか

連立参加を明確に否定は連合の影響大 旧民主党を源流とする衆参両院議員わずか21人という国民民主党の代表選は、玉木雄一郎代表が前原誠司代表代行との一騎打ちを制し、再選を果たした。

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【財界】「納期」発言で炎上寸前 政権ベッタリ同友会代表幹事の新浪は持つのか

市民の反発に火をつけちゃった 「45歳定年制」を3年前にぶち上げ、物議をかもした新浪剛史経済同友会代表幹事が今度はマイナンバーカード制度に絡み、政府の対応を積極支持する発言で炎上寸前になった。

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原発汚染水海洋放出開始 中国などの禁輸で水産物輸出減少

食わなきゃいいだろ、は感情的 現場の漁師さんは困惑している 政府の決定を受け、東京電力は8月24日、福島第一原子力発電所に滞留する「ALPS(多核種除去設備)処理水(汚染水)」の放出を断行した。約7800トンを17日間かけて海洋放出する計画の今回の「汚染水放出」は、政府と東京電力が福島県漁業協同組合連合会と2015年8月に文書で約束した、「関係者の理解なしには、いかなる(「汚染水」の)処分もしない」という約束を反故にしたものだ。

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急増するネットバンキング不正送金

二段階認証を設定していても 軽々乗り越えてくる インターネットを悪用して銀行口座から勝手に預金を引き出す不正送金事件が過去にないペースで急増している。今年上半期の被害額は約30億円と年間を通して過去最多だった30.7億円(2015年)に半年で迫る勢い。被害件数も2322件と過去最多の1876件(2014年)を既に大きく上回っている。警察庁と金融庁は、4月に続き、この8月にも連名で注意を促す文書を出した。

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地球沸騰化時代 災害級熱波が精神冒す

~極端気象の後ろに地球温暖化~ 今夏、連日続いた35度以上の災害級猛暑は、日本ばかりでなく北半球全体を襲った。極端な異常気象の背景に根本要因となる地球温暖化があり、今後も頻発して日常化すると研究者らは警告する。今年の夏の日本の平均気温は、1898(明治31)年の統計開始以来、最高の高温となった。日本近海の平均海面水温も最高で、8月は能登半島から山形県沿岸にかけ初めて30度以上になった。

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21世紀の日本の国家構想

国家構想の変遷アメリカの言いなり 1853年、ペリーが4艘の機帆船で浦賀の沖にやってきてから、徳川幕府は慌てて大政奉還して、1867年、天皇を抱く「日本国家」を作り上げた。そして西洋の列強国の発展に驚き、鎖国を解き、優秀な人たちが西洋を訪問し、進化した近代産業を目の当たりにし、日本でも繊維産業、鉄道産業、鉄鋼産業、造船産業などを作り上げ、急速に経済を拡大した。そして軍事力をつけていった。  日本は、ロシアの南下政策に対抗して、1904年日露戦争を仕掛けた。ロシアはレーニン

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第9条・53条・89条など 憲法の「不備・欠陥」が問題に実情・実態との齟齬をどうするか

憲法の不備・欠陥を利用した自民党 臨時国会召集の要求もたなざらし 9月12日、憲法に関わる訴訟で、最高裁判所が注目すべき判断を下した。  問題となったのは、安倍晋三内閣時代の2017年6月22日に野党議員が行った臨時国会召集の要求に関する事例である。当時、安倍首相は森友学園などの問題を抱えていて、野党側はその点を審議するために臨時国会開会を求めた。安倍内閣は98日後の9月28日まで国会召集の要求をたなざらしにしただけでなく、臨時国会を開いた日に衆議院を解散して衆院選を実施

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対外コンプレックスと葛藤しながら発展した日本野球 大谷翔平の伸びやかな活躍は何かを変える

昔は名人記者がいたものだが ラジオ中継の名調子も姿を消した 国際スポーツ大会で日本人選手が外国勢を圧し、とび抜けた成績を上げると、新聞の記事はスポーツ面にとどまらず、社会面にも躍らせてきた。「軟派受け」などといった。  艱難辛苦のドラマ、支えてくれた善意の人々……。泣かせどころだ。昔は名人記者がいたが、今はあまりはやらない。

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「日本の覚醒」に米国も仰天?

・・・沖縄返還要請は「天の恵み」・・・ ロシアのウクライナ侵攻以降、国をどう守るかという議論がやまない。テレビの討論番組では軍事専門用語が飛び交い、武器輸出や敵基地攻撃、核保有に至るまで戦後タブーとされてきた話が現実味を持って語られる。  前提にはミサイル発射を繰り返す北朝鮮や台湾への侵攻を否定しない中国の存在がある。

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「部数拡張のためなら」から始まった女性記者 デジタルとAIの新時代を活躍のチャンスに!

開いていない門をこじあけた 「化け込み女性記者」 『化け込み婦人記者奮闘記』(平山亜佐子著、2023年6月、左右社刊)という本が最近出て、いくつもの新聞書評で取り上げられた。明治以降の女性記者の歴史を書いた本は、以前からいくつかあったが、この本は、化け込み記者に焦点を当てて、その実像が具体的に描かれていて惹き込まれる。化け込みとはなりすましのことで、読者ののぞき趣味を満たす企画である。

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