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「女性リーダー」vs「男性リーダー」危機に強いのはどちらか


コロナ対策は女性の方が迅速
リスクを回避し危機に強い

 「ジェンダーギャップ指数」というデータがある。「女性活躍指数」などと訳され、よく紹介されているが、ご承知のように日本は世界でも最低クラスである。

 経済参画、政治参画、健康、教育4分野の平均化指数で男性活躍に対する女性活躍の割合を示し、「1」が完全平等で「0」が完全不平等であり、ほぼ「1」に近いアイスランドのような国もある。そうした中で日本の指数は146カ国中125位だ(表1)。

 世界と比較していかに日本の女性の地位が低く、活躍できる場が著しく小さいのかがよくわかる。女性リーダーと言うべき立場に立つ人は実に少ないことを示している。

 国会議員も女性は少ない。自民党は所属議員の女性割合を現在の約12%から10年間で30%に引き上げる目標を掲げているが、現在の自民党に女性国会議員が少ない点に関し「小選挙区に男性の現職議員がいる場合、現職優先のため女性が立候補の機会をなかなか得られない課題がある」と高市早苗経済安全保障担当相は記者会見で語ったと報道されている。

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