【うめきた新駅】再開発進む大阪駅北側を歩いてきた
※2023年6月探索
梅田貨物駅を利用した再開発、うめきたプロジェクトは現在2期地区の開発が進んでいます。将来的にはしたの画像のようになるそうです。
色々過去の書きたい街歩きの記事はありますが、今日は開発途上の大阪駅の北側を歩いてきたのを書きたくなったので早速書こうと思います。やっぱり都会が一番(笑)
まずは阪急梅田駅から
頭端式ホームでは日本一の規模を誇る阪急梅田駅から歩いていきます。ずらっと並ぶ阪急の車両達は圧巻!
JR大阪駅方面へ歩く
阪急からJRに行く歩道橋は人通りの割に狭いのであまり好きではない。
タイミングをみて大阪駅の斜めになった屋根を撮影。
早速うめきた地区へ
グランフロントの縁、うめきた広場
広場というだけあって、多くのこども達が水遊びしていました。人々が集まる空間の創出には成功しているようです。
うめきた広場にはなぞのモニュメントもある。女性の顔の方は一応芸術作品。小難しい説明が書かれているがホラーな感じもするし、大阪らしいシュール作品でうりだしてもよかった気もする、、、
うん、阪急東通商店街のほうが梅田エリアだといかにも大阪らしいし、そちらのほうが性にあうかもしれない。怪しいお店もおおいけど。
かえるのモニュメントも口から水を出していてシュール。こちらもテッドイベールという芸術作品らしい。
地下道を抜け梅田スカイビル方面へ
少し歩くといかにも工事現場みたいなところの隙間の道へ。
梅田スカイビルなどうめきたエリア西端にいくエリアです。
地下道の人通りはそこそこ多く、壁面に大阪の絵が描かれており明るさを創出しようとしている。しかし、空気感は地下道のそれ。
地下道を出ると謎に三つに連なる大阪市章のみおつくし。
そして梅田スカイビルへ。
梅田貨物線跡に沿って南下する
ここからは梅田貨物駅に沿って南下し、うめきた新駅を目指す。旧来からある商店などがあり、ローカル感あるエリアで人通りも閑散としていました。工事の音が鳴り響き、うめきたエリアでは再開発が今も進む。今でもそうだが、再開発完了後には最もギャップのあるエリアになりそう。
少し進むと、梅田貨物線の踏切跡が見えます。踏切の構造物と線路はまだ残っており、律儀に一時停止している車もいました。
ここから踏切を渡り東に進みうめきた新駅を目指します。
貨物駅側だけでなく、JRの線路沿いにもビルが建設中です。
大鉄工業も工事に携わっており、JR西日本の一大プロジェクトでもあることが窺えます。
いよいよ大阪駅も目前の所。右側に大阪駅の大屋根が顔を見せます。
いよいよ【うめきた新駅】(大阪駅)へ!
そして大阪駅(うめきた地下口)の姿が見えてきます。まだ仮設の看板でひっそりとたたずんでいます。これからの発展に期待です。
いよいよ駅舎が見えてきました。
またまた、梅田スカイビルです。どんなけ好きやねん。
駅舎に近付いてもう一枚。
こちらの入口はエスカレーターは停止中で、階段で降ります。まだまだ拡張の余地がある設計でまだ仮の姿です。
階段を降りるとそこそこ人で賑わっていました。グランフロントに直結しており、そちらから来る人が多いのでしょう。
切符売り場にはAI案内所などもあります。ただ簡単な行き先などは教えてくれますが、GoogleのAIやappleのsiriなどのように雑談や要望は受け付けてくれません。
タッチパネルは画像では分かりにくいですが、地味に3D仕様です。画面にタッチしても反応しません。
最近、松屋の注文パネルが更新されて、使いにくいと話題になりましたが、それ以上の使いにくさです。
慣れれば簡単かもしれませんが、押す感覚がないのが違和感です。
続いてみどりの券売機プラス+AIです。どんなけプラスがつくねんといいたくなります。
受話器をとって話すらしいですが、浸透するのでしょうか。画面の空欄部分を音声でうめる方式で中途半端感は否めません。
また、割引証には対応しておらず、結局逼迫するコールセンターに繋がるようです。
これならJR東海の独自様式の画面の方がマシかも。
また、これであれば、任天堂DSなどの頃には実装されていた技術です(技術の発展とともに求められるものも高まります。しかし、えらそうなこと言ってますが私はその技術はないです)。「AI」という流行り言葉を無理に詰め込んだ感は否めません。
開業記念し、顔出し撮影パネルも設置されています。車両は2023年3月の開業で大阪駅に停車するようになったパンダくろしおです。
そしていよいよ改札に入ります。右側の白く大きく立つゲートは顔認証改札です。
試験段階で大阪新大阪間の定期利用者のみ顔認証で通れます。通過自体は右側のカードリーダーでも通れます。新大阪の顔認証改札はひっそりとたたずんでいます。
いよいよ改札の中に入ります。4つのモニターを駆使して乗り場案内を表示しています。
水の中などのアートが投影されるモニターもあります。泡をたてることができます。
泡を操作するもの自体はイベントや稀にイオンモールとかでも見かけるやつです。イオンモールのやつの方が操作している実感があった気がします。
画像は自動転換です。近くに案内のタッチパネルがありますが、それで画面切り替えできると思いきや出来ませんでした。
一瞬だけ新しくできた、JR京都、神戸線に至る通路も歩きました。
そして、いよいよ新駅のホームに降ります。
停まってる列車は長年活躍する221系です。新型車両ではありません。
そしてこれがホームで一番目玉のフルスクリーンホームドアです。世界初の技術でふすまのように自由自在にドアが動きます。
しかし、先ほど見たように、このドアが採用されているのは関西空港、和歌山方面の特急が発着する21番のりばだけです。全体が覆われてる方が近未来感はあります。今後拡大していくのでしょうか?
列車が近づくと画面が切り替わります。
ドアが開くとこのような感じ。
そして、ホームドアをみたあとは反対ホームに移り、おおさか東線に乗車。
「環状線」であるおおさか東線に乗車
きた列車はやはり221系。ただお茶の京都ラッピング車が来ました。ラッピングだけでなく、車内広告や座席のカバーまでお茶の京都仕様で地味に凝っています。
厳密には大阪ー新大阪間は東海道線だが、おおさか東線の列車が大阪駅まで来るようになり、中心駅の大阪駅から出る放射線要素も加わりました。武蔵野線の東京駅直通と似たような感じです。
ただ大量乗車があるのは新大阪駅から。都市近郊の放射線をつなぐ、環状線要素の方が未だ強い。
北側はマンションや工場も多く、大阪市街地をのぞむことができます。南へ下るほど、低層住宅も目立ってきて、あべのハルカスがポツンとそびえ立つ景色になります。
そして終点の久宝寺駅に到着。近年はマンションも建つようになり、景色は変わった。大和路線にはまだ201系も現役だがそろそろ見納めか。通勤路線だが転換クロスシート化がどんどん進みます。
ただおおさか東線や大和路線にあまり新型車両が入らかったりするのはすこしさみしい感じ。
おおさか東線から思う関西圏の限界
おおさか東線自体、そこそこ利用者のある路線。しかし、南へ行くほど徐々に郊外らしくなり、関西にありがちな住宅は密集しているが、駅前はスーパーや商店街はあるけど、大型商業施設はないみたいな景色になります。
東京メガループと呼ばれる武蔵野線のように放射線と交わる駅がめちゃくちゃ賑やかという訳でもなく、一部除き、関西郊外にありがちな駅が多い。
大きな目で見ると、柏原駅から分岐する近鉄道明寺線ー南大阪線ー長野線、河内長野から関西空港付近まで伸ばすと武蔵野線レベルの大環状線ができます。
おおさか東線レベルの都市に近くの環状線で想定するなら、旧阪和貨物線で杉本町まで繋がります。
なお、この辺りの話は今度色々想像してみたいと思います。
しかし、近鉄線は一部単線も含むローカル線色強い路線で、また阪和貨物線跡の旅客化の話も一切出てきません。
武蔵野線ポジションの路線がいくつか思い付く(東武野田線、新京成線、川越線、南武線、横浜線、東急世田谷線、東急大井町線、京王井の頭線、都営大江戸線新宿以西など)首都圏に比べ、おおさか東線ポジションの路線が大阪北部にある大阪モノレールと阪神間エリアの阪急今津線(先述の近鉄線はローカル線や阿部野橋からの放射線要素の方が強い)くらいしか思いつきません。
当の大阪モノレールは近鉄奈良線との合流点付近まで延伸計画はあります。
そう考えると、関西圏、とりわけ大阪南部や和歌山、奈良の成長には限界があると感じる。
また、京都や神戸も転出が増加傾向にあるらしい。そうなると、関西でも大阪一極集中が進むような感じになっていくのかななどと考えます。
阪神間や北摂エリアは人気のエリアですが、神戸や京都のベッドタウンというより、大阪(とりわけキタ)のベッドタウン化が進むでしょう。
神戸も京都もとても魅力的な所です。しかし、それ故に衰退傾向にあるという気もします。
神戸はすぐ山があるという地形が、京都は人気観光地であるがゆえ住みにくくなる、歴史のある街だから規制緩和されているものの開発が困難である点に限界をどうしても感じてしまいます。
そして、おおさか東線延伸、近鉄線の一部をJR化するとどうなるか想像する話に続きます。
このあたりで今日は以上です。
長くなりましたが、最後までありがとうございました。
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