今西 薫

身体は日本生まれ、心はイギリス生まれ。イギリスでシェイクスピアに魅せられ、その真髄を日本に紹介したいとの思いからnoteで公開することに決めました。読みやすくまとめていきますので、皆さんに楽しんでいただけると嬉しいです。

今西 薫

身体は日本生まれ、心はイギリス生まれ。イギリスでシェイクスピアに魅せられ、その真髄を日本に紹介したいとの思いからnoteで公開することに決めました。読みやすくまとめていきますので、皆さんに楽しんでいただけると嬉しいです。

記事一覧

  • Shakespeare 『ロミオ&ジュリエット』第2幕第4~第6場

    第4場 路上   (ベンヴォリオ、 マキューショ 登場) マキューショ  一体 ロミオ どこにいるんだ⁉  昨夜は家に 帰らなかった? ベンヴォリオ  その通り 召使いから そう聞いた マキューショ  なんてことだよ! 青白い 顔をした 石の心の ロザライン  あまりロミオを 苦しめたなら  奴なんか 気が触れて しまうのに 違いない ベンヴォリオ  キャピュレットの 甥のティボルト  僕の叔父 モンタギューに 手紙など 送って来たぞ マキューショ  絶対に 挑戦状だ ベ

    Shakespeare 『ロミオ&ジュリエット』第2幕第4~第6場

  • Shakespeare 『ロミオ&ジュリエット』プロローグ2、第2幕第1~第3場

    プロローグ2 語りの者  ロミオの中の 古い情熱 消え失せて  若い熱情 生まれ来る  悶えた恋は 死に絶えて  清純な ジュリエット 光 眩(まぶ)しく やって来る  ロミオ 今 愛し愛され  お互いの 魅力によって 魅せられる  相手方から 敵と目され  愛のスイーツ 針含まれる  敵に阻(はば)まれ アクセス できず  愛の誓いを 語るにも 語れずじまい  愛あれど 彼女から 接触できず  いつであろうと どこであろうと 会えずじまい  愛情だけが チャンスや手段

    Shakespeare 『ロミオ&ジュリエット』プロローグ2、第2幕第1~第3場

  • Shakespeare 『ロミオ&ジュリエット』第1幕第2~5幕

    第2場 路上   (キャピュレット、パリス、召使い 登場) キャピュレット  しかしだな モンタギューさえ わしと同様  お咎(とが)めを 受けたのだ  わしらのような 年寄りに 争いを やめるのは  難しい ことではないが… パリス  お互いに 名声誇る 家柄なのに  これほど長く 犬猿の仲 嘆かわしいと 思っています  さて それはともかく 私の願い  どうなって いるのでしょうか? キャピュレット  以前にも 申した通り 娘は未だ 世間知らずで  14歳にも なって

    Shakespeare 『ロミオ&ジュリエット』第1幕第2~5幕

  • Shakespeare 『ロミオ&ジュリエット』プロローグ1、第1幕第1場

    登場人物 大公       エスカラス (ヴェローナの大公) パリス      青年貴族 大公の親族 モンタギュー   モンタギュー家の家長 モンタギュー2    モンタギー家の親族の老人 モンタギュー夫人 モンタギューの妻 ロミオ      モンタギューの一人息子 マキューショ   ロミオの親友 大公の親族 ベンヴォリオ   モンタギューの甥 ロミオの友人 エイブラハム   モンタギュー家の召使い バルサザー    ロミオの従者 キャピュレット  キャピュレット家の家長

    Shakespeare 『ロミオ&ジュリエット』プロローグ1、第1幕第1場

  • Shakespeare 『ペリクリーズ』第5幕第1~第3場

    第5幕  (ガワー登場) ガワー  我々の 物語では マリーナは  売春宿を 後にして 幸運に 恵まれて  真面目な人の 家に落ち着く ことになります  彼女の歌は この世のものと 思えぬほどの 美しさ  踊ったならば 女神のような その踊り  人の目を 魅了する  話をすれば 博識な 学者でさえも 黙り込む  刺繍針 使ったならば 花や鳥 木の枝や 木の実など  自然の姿 そのままで  彼女のバラは 自然のバラと 瓜二つだし  ルビー色の チェリーなど ウールでも シル

    Shakespeare 『ペリクリーズ』第5幕第1~第3場

  • Shakespeare 『ペリクリーズ』第4幕第1~第6場

    第4幕 (ガワー登場) ガワー  ペリクリーズは タイアに帰り  故郷の人に 歓迎されて 物事は 思い通りに 進んで行き  悲しみの 王妃は エフェサスに 残されて  女神に使える 修道女に なられたのだと  ご想像 お願いします   さて時は 過ぎゆき お心を ターサスの  マリーナに お向け下さい  マリーナは クリーオンの 教育を受け  音楽や 教養を 特に良く 身に付けて  王女とし 相応しい 成長ぶりで  人々の 憧れの的と なりました  ところが何と 嫉妬とい

    Shakespeare 『ペリクリーズ』第4幕第1~第6場