短編小説『ものぐさ太郎』のまとめマガジン。
読書感想文や自作の小説や詩、文学作品について語ったものを載せておきます。
灼熱の季節が終わり、再び動き出した東海城めぐり。
話を書いた日にちはバラバラかもしれませんが、順を追って追加していこうかなと思います。
『佐竹健のYouTube奮闘記』第50話~91話
──京へ上っている信濃守護小笠原家のいち小地頭である更科太郎義勝が、大大名である大内家の娘をたぶらかし、自身の妻としようとした。 太郎が大内義弘の忘れ形見綾と付き合っていた話は、凄まじい速さで洛中、そして洛外へと広まった。 「分というものをわきまえていない愚か者」 「姫様を助けるのにかこつけて家を乗っ取ろうとした梟雄」 都の人たちから見た太郎はこんな感じだった。下賤の男がある出来事で良家の姫と懇意になり、その伝手で出世しようと企んでいたことになっていた。 「悪
今週の日曜連載は『ものぐさ太郎』第9話になります。『東海城めぐり尾張編』の最終回は次週。
東海城めぐりPart 10。前回に引き続き京都編。今回は清水寺と五条周辺、そして羅城門の模型を見てきました。
東海城めぐり京都編の編集完了。今回は長くなるぜ。 あ、公開は2月14日(金)ね。
杜の中にあった立派な塀の目の前に、私は立っている。 塀は土壁で、厚さは1メートル、高さは2メートル近くあっただろうか。土壁には漆喰が塗られておらず、中に瓦らしきものが埋め込まれていた。 (これが前々から見たかった信長塀なのかな?) そう思った私は、辺りに看板が無いか見渡してみる。 看板があった。看板にはしっかりと「信長塀」と書かれていた。 (やっぱりここで合っていたか) 4年前大河ドラマ『麒麟がくる』のラストにある紀行で見た塀と同じだった。 (やっぱり
『ものぐさ太郎』だけど、予定としては12話完結を目指していたけど、今の感じだと15話で終わりそうかな。