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#親子
多様性が存在している社会
先日、あるショッピングモールへ行った時のこと。
2歳くらいの女の子が目の前の通路をタッタッターとまっすぐ走って行くのが見え、“あれ?ひとりかな?”と思っていると、後ろから20代くらいの若いお母さんが、女の子の後を追っていました。
その若いお母さんは何も言わず、ただ追いかけていて、そんなに必死な様子でもなく、ある程度子どもを自由にさせているようなスタンスに見えました。
女の子がまっすぐ走って行っ
優しく穏やかな時の流れの中で育つ
私はクリシュナムルティというインドの教育者の言葉が好きです。
愛に満ち溢れシンプルな言葉に、いつもハッとし、考えさせられます。
クリシュナムルティの「子供たちとの対話」という本の一節にあったこの言葉が私の心に響きました。
シンプルな愛とは何か理解できるでしょうか。性愛の複雑さでもなく、神の愛でもなく、ただの愛、すべてのものへの接し方全体が優しくて、本当に穏やかなことなのです。
私たちは、いつも
自由意志から選択することを尊重する
「子どもの主体性を大切に・・」という保育に国の指針が変わりました。
その反面、「子どもの内に〇〇(英語・音楽・知育)をさせておきたい。」と早期教育を重視する考えの方も多くいます。
今までの日本の教育のほとんどは、後者の方かもしれません。
「子どもの主体性を大切に」
「子どものありのままを見守る」
「子どもに寄り添う保育」
これらの保育観は、素晴らしいとは思う。
でも、それをやろうとするけど、なか
感覚や感情を誠実に扱う
私がまだ保育士になったばかりの頃、オムツ替えで悪戦苦闘していました。
0歳児クラスの十数人の子ども達、どの子にも同じように接してみても、オムツを替えることを嫌がる子、嫌がらない子・・反応は様々。そのことから、子ども達の個性を感じていました。
ある時、じっくりと一人ひとりを観察しながらオムツ替えをしてみることにしました。手際よく終わらせてしまうのではなく、じっくりと関わりながらオムツを替えることで、
“だから”フィルター
以前、様々な問題を抱えている親子の話を聞く機会がありました。我が子を心配しているお父さんがその苦しみと悩みを話してくれました。
私は、その苦しい状況から少しでも抜けられるようにと、話をしていましたが、それを一緒に聞いていた他のお父さんが一言
「親子って言うのは難しいんだよ。親だから、割り切れないことがあるんだよ。」と言いました。
私はこの言葉を聞いた時、言い訳や慰め、正当化、問題からの逃げを感じま